2020年1月25日

三ツ星ベルト
賀詞交歓会

成長を続ける努力に注力

三ツ星ベルト(垣内一社長)は20日、神戸市中央区のホテルオークラ神戸において「2020年新年賀詞交歓会」を開催した。会場には年初の市政の激務の合間を縫って、神戸市の久元喜造市長が来賓として参加。令和の新たな時代に活躍の場を広げる同社の今後の取り組みに対する期待の言葉を述べた。

当日は、取引先や来賓など約300人が参加。開幕と同時に会場の照明が落とされ、巨大なプロジェクターを通じて、さまざまな分野で活躍している同社の製品群、中でも既存の領域を超越し、新たな領域を開拓しながら飛躍を続ける同社の活躍ぶりを紹介した。

冒頭、あいさつに立った垣内社長は「昨年は5月1日に元号が改元され、令和の時代を迎えた新たな時代の幕開けの年にあって、当社も皆さんの力添えもあって創業100周年を迎えることができた。この節目は、次の100年に向けての準備を整えた年月であり、われわれを取り巻く環境としては100年に一度と言われる自動車の大変革期の到来など、あらゆる産業の場で変化の波が押し寄せている。当社の営業利益率は11%であり、高収益企業としての位置付けにあるものの、持続的成長を続ける努力に力を注ぎ、100年に一度の変革期においても、決してブレることのない企業を目指す。そこで今年は三つの重要事項として①今一度原点に立ち返る②全体成績を基本に三ツ星グループ全体を考える③自らの意見を表面化し、部門の壁を超えて明確化する――を掲げた。新たな100年に向け、各個人が会社の理想の姿を心に抱き、高品質、高付加価値を掲げた素晴らしい商品を提供し、社会に貢献していきたいと思う」と、新年に向けての抱負を述べた。

来賓を代表して久元市長は「三ツ星ベルトさんは、厳しい経済環境にありながら素晴らしい業績を残し、持続的な成長を遂げられている。昨年は創業100周年を迎えられ、その歴史から高機能、高品質なモノづくりをモットーに商品を造り出され、社会に貢献している姿を改めて再認識した。阪神・淡路大震災から25年を迎えるが三ツ星ベルトさんの大きな力添えがあったからこそ、今が迎えられている。どうか地域の皆さんとの絆を強めながら神戸の発展にもご協力を願いたい」と期待の気持ちを述べた。

乾杯の音頭をとった同社の中嶋正仁取締役専務執行役員は「国家にとって製造業は大切であるが、GDPが製造業によって支えられている国は日本とドイツだけとなっている。CaaS、MaaSがクローズアップされていく中で、今後はますますモノづくりの重要性は大きくなっており、当社としては世界のリーダーシップの役割を果たすべく頑張っていきたい」とこれからの意気込みを述べ、祝宴の幕を上げた。

歓談で盛り上がる中盤、神戸出身のジャズシンガーである新井雅代さんの生ライブショーを開催。新年の幕開けの祝宴に華を添えた。