2020年12月5日

TOYO TIRE
「プロクセスCL1SUV」発売

静粛性能、耐摩耗性能高めた
SUV専用

TOYO TIRE(清水隆史社長)は、グローバル・フラッグシップタイヤブランド「プロクセス」シリーズから、SUV専用の新商品として「プロクセスCL1SUV」を来年1月14日から国内市場において発売する。人気のSUVにおいて、快適性と経済性をも追求した低燃費タイヤで、発売サイズは205/60R16  92H~245/45R20  103Wの全20サイズで、価格はオープン価格。

SUVは、デザイン性やレジャーシーンにおける使い勝手の良さなどから日本国内で着実に人気が高まっており、同カテゴリーの新車販売台数も年々増加している。ハイブリッドなど、環境に配慮したモデルのラインアップも充実していることから、SUVに装着するタイヤには、車重の増加による摩耗の促進を抑え、エンジン音が発生しない走行時に聞こえるノイズを低減することが要求される。

プロクセスCL1SUVはSUVの快適な走行をサポートするため、静粛性能と耐摩耗性能を高めたSUV専用タイヤ。タイヤパターンの設計にあたっては、同社独自のタイヤ設計基盤技術「T―MODE(T―モード)」を活用し、トレッドパターン内で機能を分担させる非対称パターンを採用。最適なパターン設計により、局所的な摩耗を抑えるとともに、ノイズを同社従来品(プロクセスCF2SUV)比で22%低減することに成功した。

内側のブロックにサイプ(細かい切り込み)を入れることによってノイズレベルを低減し、静粛性能を向上させる「IN側ラテラルサイプ」、内側、外側でブロック配置の間隔を異なるピッチ数とすることでピッチノイズレベルを低減し、静粛性能を向上させる「非対称ブロックピッチ配列」、周方向に連続したリブの溝が切られている箇所の端部にテーパー(面取り)を採用した「ダイナミックテーパー」により、路面接地時の変形を抑制し、局所的な摩耗を抑え摩耗性能と操縦安定性が高められている。路面接地時のブロックの変形を抑制し、耐偏摩耗性を確保する「3Dマルチサイプ」といった特長も備えている。

また、同社独自の材料設計基盤技術「ナノバランステクノロジー」を駆使したゴムの配合によって、すべてのサイズにおいて、国内タイヤラベリング制度による転がり抵抗性能「A」、ウェットグリップ性能「b」を取得し、低燃費タイヤとしての性能も確保している。