日本ミシュランタイヤ「エナジー」シリーズ新製品
ウエットブレーキ性能、快適性向上
日本ミシュランタイヤ(ポール・ペリニオ社長、以下、ミシュラン)は、「ミシュラン エナジー」シリーズの新製品として、ウエットブレーキング性能と快適性を向上させた低燃費タイヤ「ミシュラン エナジー セイバー4」を来年2月1日から発売する。発売サイズは13~16インチの計23サイズ、価格はオープン価格。
同シリーズは、1993年の低燃費タイヤ「グリーンタイヤ」の発売以来、消費者ニーズに対応しながら進化し続けてきた。新製品は「ミシュラン エナジー セイバー+」の後継製品で、▽新縦溝構造=縦溝幅の最適化によりパターンノイズを低減▽新採用アンダートレッドラバー=新たなアンダートレッドラバーを採用することでロードノイズ低減と低転がり抵抗を両立▽新配合コンパウンド=低燃費性能とウエットブレーキング性能の両立を高次元のバランスで実現させた新配合コンパウンドなどによって安全性、経済性、居住性を高い次元で両立させ、すべてのユーザーに一層快適なドライビング環境を提供する。従来品(ミシュラン エナジー セイバー+)と比較し雨天新品時のブレーキ性能を5・5%、パターンノイズは5%、ロードノイズは9%向上させており、ラベリング制度では転がり抵抗性能AA~A、ウェットグリップ性能b~cを実現している。
ミシュランはタイヤに求められる性能の一部を伸ばすのではなく、すべての性能を水準以上のパフォーマンスを備え、それらが調和しているタイヤづくりを追及している。新製品は、燃費性能はもちろんユーザーの使用環境に求められるすべての性能を安全性、経済性そして快適性というさまざまな機能の向上を目指し、すべてのユーザーが安心してモビリティライフを送ることができることを目的に開発された。
12月10日には東京都新宿区の新宿パークタワーで、ミシュラン エナジー セイバー4の発表会を開催し、同社のペリニオ社長、PC/LTタイヤ事業部の黒谷繁希ブランド戦略マネージャー、製品開発本部新製品開発部の守部浩平シニアエンジニアが登壇し、開発の背景、製品の特長などについて説明を行った。