2020年2月15日
BASF
生産能力を20%増強
イルガノックス1520L
ポンテッキオ・マルコーニ工場
BASF(マーティン・ブルーダーミュラーCEO)は、イタリアのポンテッキオ・マルコーニサイトの酸化防止剤「イルガノックス1520L」の年間生産能力を20%拡大する計画を発表した。なお、同計画は2021年第1四半期に稼働開始予定。
同社はプラスチック添加剤の世界的なリーディングサプライヤーであり、イルガノックス1520Lは同社の酸化防止剤の主要製品ポートフォリオの一つ。この拡大によって、同社は高まる市場需要に対応し、世界中の顧客により良いサービスを提供することを目指している。
イルガノックス1520Lは溶液重合、乳化重合、熱可塑性エラストマー、プラスチック、接着剤、シーラント、オイル、潤滑剤といった幅広い用途に有効な酸化防止剤。単独、少量あるいは補助安定剤なしで使用され、加工時や長期の熱老化安定性の両方に寄与する他に類を見ない特長がある。必要に応じて、イルガノックス1520Lを二次酸化防止剤、ベンゾフラノン、光安定剤、機能安定剤など、ほかの添加剤と併用することもできる。