2021年8月5日

日本グッドイヤー
プレミアムスタッドレス「アイスナビ8」発売

相反する冬性能とライフ性能実現

日本グッドイヤー(金原雄次郎社長、以下、グッドイヤー)は8月2日より「ICE NAVI7(アイスナビ セブン)」の後継商品として、「ICE NAVI8(アイスナビ エイト)」を発売する。発売サイズは13㌅の155/65R13 73Q~19㌅の245/45R19 102Q XLまでの全69サイズで、価格はオープン価格。

1997年に初代が発売されてから20年以上、日本の冬を走り続けたアイスナビシリーズの最新モデルのアイスナビ8は、同シリーズでは初の左右非対称パターンを採用。雪上や氷上の冬性能だけでなく、ライフ性能や新たな軟化剤の使用によって柔軟性の持続をも高次元でバランスさせたグッドイヤーのプレミアムスタッドレスタイヤとして投入する。

新たにパターンデザインとして〝アシメトリックNAVIパターン〟を採用。左右非対称パターンにより、アウト側の剛性を高め、旋回時の操縦安定性を確保。LAND比を従来品(アイスナビ7)比で2%高めたことにより、広い接地面積を確保することで密着性を向上させている。LAND比を上げることで通常は下がってしまう雪上性能を、最適化されたトレッドパターンによって従来品と同等の性能を維持した。アウト側剛性向上効果として、アウト側中間リブの溝深さを最適化、氷や雪、ドライ性能を高めた。〝マルチ・ディレクショナル・エッジ〟によって多方向にラグ溝やスロットを配置することで、氷上ブレーキ時の引っかき効果を発揮。ピッチ数を21%アップ、最適化により、前後のトータルエッジ成分が従来品比で7%アップ、マルチ・ディレクショナル・エッジとともに、氷上ブレーキ性能向上に貢献する。〝バイティング・スノー・デザイン〟の採用で、ジグザグにデザインされたラグ溝が雪柱せん断力を高め、雪上でのグリップ・トラクションを向上、あらゆる挙動でもしっかりと雪をつかみ、操縦安定性に貢献する。4本のストレートグルーブを接地面に対してバランスよく配置した〝アクア・スプラッシュ・グルーブ〟により、ハイドロプレーニング現象を抑制。〝イニシャル・エッジ・デザイン〟がエッジ効果を高め、タイヤの装着初期から氷上でのトータル性能を確保し、〝エフィシェントホール〟が新品時の〝エッジ効果〟をアップさせる。〝ウルトラ・NAVIブレード〟が氷上路面における倒れ込みを抑制、グリップ性能を高める。

雪柱せん断力を高める交差点を数多く配置した〝マルチ・インターセクション〟を採用、〝センターリブ・スロット〟によって縦スロット両端のブロック剛性を下げ、接地時には閉じる方向に変形しやすくさせることで、効果的に雪柱を形成、非接地時には開く方向に変形をもたらしやすくすることで排水を促す。〝ウインター・トラクティブグルーブ・テクノロジー〟によって、雪柱せん断力を高める目的からブロックの配置角度を調整し、溝の形状を最適化、雪上でのトラクションを確保する。

冬性能を高めることで通常は下がってしまうライフ性能を、アイスナビ8では均一摩耗プロファイルの採用によって摩耗エネルギーを分散、偏摩耗を抑制する。転がり抵抗は、従来品比で2%低減させた。