アキレス
進化系素材「アクロフォーム」

アキレス（伊藤守社長）は、衝撃が反発に変わる進化系素材「ＡＣＲＯＦＯＡＭ（アクロフォーム）」の新分野への展開に向け、ネイス社（本社・東京都新宿区、南友介社長）と子ども用運動あそびマットを共同開発、４月中旬よりネイス社から「プレミアム・ランディングマット」として販売される。

アクロフォームは、一般的なポリウレタン（ＰＵ）素材より反発弾性をアップさせ、それと同時に衝撃吸収性という相反する性能をこれまでにない高いレベルで両立。用途に合わせた硬度調整が可能（アスカーＣ硬度１０～８０）で復元力が高く、長時間使用してもへたりにくいという特長を備えている。既にアキレスのスポーツシューズでも採用されている実績のある進化系素材で、この優れた特長に、子どもの体操教室の運営とともにオリジナル器具の開発にも取り組むネイス社が注目。今回の共同開発へと至った。コロナ禍で外遊びが難しい昨今にあって、幼稚園・保育園等での室内の運動あそびは子どもの発達における重要な機会。プレミアム・ランディングマットの中材は、アクロフォームとＰＵフォームの２種を貼り合わせた多層構造となっている。このＰＵフォームの選定・組み合わせにもアキレスの長年にわたるウレタンフォーム製造技術が貢献。中材上部のアクロフォームは、着地時の衝撃を吸収しながら反発に変え、幼児期の子どもたちの連続動作を後押しする。靴を履いていない室内での運動時は、ひざやかかと、足首に負担がかかり、その衝撃をアクロフォームが緩和。衝撃が反発に変わる進化系素材であるアクロフォームの特長を生かし、新しい分野への展開を図る。

プレミアム・ランディングマットのサイズは、幅６０㌢×長さ１８０㌢×厚さ５㌢（二つ折り時幅６０㌢×長さ９０㌢×厚さ１０㌢）。色はスカイブルーで、側地には日本製のターポリンを採用している。価格は５万３９００円。

プレミアム・ランディングマットに関する問い合わせは、販売元のネイス社ネイスプロダクツ事業本部の吉野氏（電話０３・５９８１・９２４０、ＦＡＸ９４２６、メールa-yoshino@ne-is.com）まで。