2022年8月20日

ブリヂストン
油圧ホースグローバル供給拠点

タイで生産能力増強

ブリヂストン(石橋秀一Global CEO)は、油圧ホースのグローバル供給拠点としてタイのブリヂストン エヌシーアール カンパニー(以下、BSNCR)における生産能力を増強することを決定した。総投資金額は約49億円。2025年第2四半期より順次増強し、26年第1四半期にはグローバルでの生産能力は現行比約30%増となる見通し。

油圧ホースは主に油圧を動力とする機械設備に使用され、建設や鉱山などさまざまな産業分野で使用されているが、機械設備の高圧化・大容量化の進行に伴い、高性能・プレミアム領域の油圧ホース需要が高まっている。

ブリヂストンは、高効率補強設計による高耐久と柔軟・軽量の両立や高耐久ゴム配合技術による長寿命などの技術優位性のある〝断トツ商品〟を供給しているが、これら優位性のあるプレミアム商品の供給体制を拡充することで、油圧ホース事業におけるプレミアム戦略をさらに拡大、強いコアコンピタンスを基盤とした利益体質の強化を図っていく。

【BSNCR概要】
▽本社所在地=タイ・ラヨーン県
▽設立年=1996年
▽事業内容=油圧ホース、自動車用ホース、コンベヤベルト製造・販売
▽従業員数=387人(22年6月末現在)