【ホース・チューブ・継手特集】
八興・バイオマス素材配合製品
環境対応のエコフレンドリー
八興(阿部忠弘社長)は、バイオマス素材を配合した樹脂を使った新製品として「スーパー柔軟フッ素チューブ(エコフレンドリー)」(E―SJECO)を3月1日に発売した。
世界的な流れとして、環境対応、CO2削減、SDGsへの取り組みが重視される状況にあって、同社では持続可能な開発目標の達成と、環境保全に配慮した製品開発に向けた取り組みを推進。プラスチックスを扱うホースメーカーとして今回、外層ウレタン樹脂に植物由来原料を配合した環境に優しい新製品を市場に投入した。
エコフレンドリー(eco―friendly)は、〝環境や地球、自然に優しい〟という意味を込めて商品名として命名。同社のロングセラー製品である「スーパー柔軟フッ素チューブ」(E―SJ)の外層材に、植物由来(バイオマス)材料を25%以上配合したウレタン樹脂製のチューブとして新たにラインアップに加えた。生物由来の資源(バイオマス)を活用し、品質および安全性に関連する法規、基準、規格等に適合している環境商品の目印であるバイオマスマークを取得。環境商品として認められている一方、接液面や性能などは従来と同じ仕様であることから、これまでと同じ使い方ができる。
これまで、E―SJを使用しているユーザー(顧客)を含め、さらに環境意識の高い製造業による需要が期待されており、今後のCO2排出規制などと合わせて環境対策に貢献できる。八興はいち早く規格化、在庫することで、当用買いができる製品としてラインアップ。同社としては、スーパー柔軟フッ素チューブを採用しているユーザーに向けての幅広い市場への拡販に加え、グローバル製造業、分析装置、大手弱電、役所関連など環境対策、SDGsに取り組む企業へのPRを推進することで、幅広い市場へと提案していく。
【規格・梱包】