2023年5月10日

【総会】墨東ゴム工業会
新副会長に藤田氏、星氏

会の行事より活発に

墨東ゴム工業会(霜田知久会長)は4月20日、東京都台東区の台東区民会館で「令和5年度定時総会」を開催した。

当日は委任状による出席を合わせて会員50社のうち33社が出席。冒頭あいさつに立った霜田会長は「昨年度からは(コロナ禍以前のように)会の活動がほぼ実施できるようになっており、5月から新型コロナは5類へと移行することで規制が緩和され、会の行事もより活発に行うことができるようになっていくだろう」とコロナ禍後の社会変化に期待し、「また、昨年度はウクライナ紛争にかかわる人道支援やトルコ・シリア地震の被災者支援などで会員の皆さんから心のこもったご寄付を頂き、当会が取り組んでいる支援活動にご理解を賜ったことに改めてお礼を申し上げたい」と、会員各社に感謝の気持ちを表した。

総会は議長に霜田会長が選任されて議案審議へと入り、「令和4年度事業報告」「同収支決算」「令和5年度事業計画(案)」「同収支予算(案)」など、すべての議案が原案通り承認された。昨年度は、新型コロナ感染拡大の影響で夏場に予定されていた納涼会は中止されたものの、講習会(三木会)、ゴルフコンペ、忘年会・新年会など恒例の行事はほぼ実施。今年度においても引き続き定例行事を計画しており、5月の親睦旅行、10月には福岡における展示会参加と、九州ゴム工業会・兵庫ゴム工業青年クラブとの三団体交流会も予定されている。

また今期では役員改選が行われ、霜田会長と右川信司副会長は留任。堀川英則副会長が退任し、新たに藤田桂一郎氏と星久美氏が副会長に就任した。

総会終了後は休憩を挟んで講演会を開催。講師に加藤事務所の加藤進一社長を招き「最近のゴム原材料の市況と今後の見通し 2023春」をテーマに講演が行われた。加藤社長はゴム原材料の動向のほか、ゴム練りの値上がりや電気代の値上げの影響などについて言及。さらに、品目ごとの材料不足の解消時期やゴム業界の直近の状況などを、最近のトピックを交えながら分かりやすく解説した。