ブリヂストン
公道で実証実験
ティアフォーとの共創活動
ブリヂストン(石橋秀一Global CEO)は、オープンソースの自動運転ソフトウェアを先導するティアフォー(所在地・名古屋市中村区、加藤真平社長)と自動運転車両の安全運行に向けた実証実験を長野県塩尻市の公道で開始した。
ブリヂストンは世界初のオープンソース自動運転ソフトウェア(オープンソースソフトウェアは、ソースコードの改変や再配布が自由に認められている無償のソフトウェア)「Autoware」の開発をリードし、さまざまなパートナーに対して自動運転車両の開発および運営に必要となるソリューションを提供するティアフォーと「自動運転技術」および「運行をサポートするソリューションサービス」の2つの領域において共創を推進しており、自動運転技術の共創については2022年から東京都小平市のBridgestone Innoⅴation Parkで実施している。
今回の実証実験ではティアフォーが自動運転レベル4認可取得を目指し、レベル2相当の走行で技術検証を行っている自社開発の国内初量産型自動運転EVバスに、運行をサポートするソリューションサービスの確立に向けたブリヂストンのソリューションアイテムの一つである「Tirematics」を実装して公道で行われる。これにより安全運行、経費削減、運行距離延長/電費改善、ダウンタイムの軽減/予兆管理といった課題に対する自動運転車両の安全かつ効率的な運行をサポートするソリューションサービスの価値検証を行う。
今後、自動運転技術の研究開発に関する共創も含め実証実験を拡大し、Autowareから取得する自動運転の制御に必要なデータ、Tirematicsを活用したタイヤ内圧データ、種々のセンサーで計測した高精度な位置データや車両挙動データの連携により、自動運転の技術・ノウハウを取り入れたモビリティの安全性や生産性の向上に貢献するタイヤ技術や、次世代のモビリティソリューションなどといった開発を加速させていく。