2024年5月25日

レイケン
新型冷温調機発売

コントローラー機能大幅向上

レイケン(金子益之代表取締役)は、水を媒体とする新型冷温調機の発売を6月1日から開始する。「KCW―i」(iはintelligenceの頭文字から引用)シリーズのラインアップは1系統の「KCW―03HLi/05HLi」、2系統の「KCW―03HLi2/05HLi2」。

冷温調機は冷却、温調の機能を併せ持ち、広い温度範囲で制御できる同社の主力製品の一つ。今回、従来機を刷新し、特にコントローラーの機能を大幅に向上させたモデルとなる。コントローラーの特長は①視認性の高い7㌅タッチパネルを採用②メンテナンス促進お知らせ機能を表示③トラブル時に解決方法をQ&A方式で表示④メーン画面に従来から表示されていた温度表示に加え、媒体流量、高圧・低圧圧力を表示となっている。機能面については①冷温調機の温度域を8~95度に向上(従来機は10~95度)②品質管理に有効な流量計を標準装備③フロントカバーを開き戸式として制御盤のメンテナンス性を向上④Modobus通信、SPI通信、リモート温度設定を標準搭載⑤2系統タイプは、設置面積12%縮小といった特長が挙げられる。

同社ではこの新型機の販売を年間200台と計画しており、さまざまな産業分野の生産性、品質向上に貢献したいと考えている。販売価格は、冷温調機3馬力1系統で161万円から予定されている。