2024年6月15日

弘進リトレッド
亘理町に新本社工場竣工

設備一新、生産能力向上
相乗効果に期待

新本社工場の外観
新本社工場の外観

弘進ゴムの１００％子会社で、リトレッドタイヤの製造・販売を行っている弘進リトレッド（西井英正社長）が宮城県亘理郡亘理町の亘理中央地区工業団地に建設していた本社工場がこのほど完成し、６月６日に竣工式ならびに内覧会を開催した。

弘進リトレッドはこれまで、仙台市宮城野区に所在する本社工場で一日１６０～１７０本のタイヤの生産を行っていたが、新工場では設備を一新し、生産能力が２倍程度上がることが期待され、年間８万５０００本の生産能力を見込んでいる。１万６５００平方㍍の敷地には、本社や工場、倉庫など４棟が建ち、延べ床面積は約６１７０平方㍍。トラック・バス、フォークリフトなどの再生タイヤの生産を行う。

製造工程の様子
製造工程の様子

当日行われた竣工式には山田周伸亘理町町長をはじめ、宮城県、町関係者、弘進リトレッドからは西井社長、幹部社員などおよそ４０人が出席した。

新本社工場について西井社長は「弘進ゴムの亘理工場ももともと近くにあったことから、相乗効果が期待できると思い、この地に移転した。弘進ゴムと同じ場所にグループ会社の工場ができることによって、この地域に貢献できることがあるのではないかと思っており、私たちも期待をしているし、責任も大きいと考えている」と述べている。

新本社工場は今月１０日から稼働を開始しており、今後地元での職員採用も目指していきたいとしている。

【本社工場概要】
▽所在地=宮城県亘理郡亘理町逢隈高屋堂田４２―１６　亘理中央地区工業団地
▽電話=０２３・３０・９０８５

西井社長
西井社長

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