西部ゴム商組
「令和6年度通常総会」開催
大阪ゴム商業会と合併後初
西部工業用ゴム製品卸商業組合(小島孝彦理事長)は5月31日、大阪市北区のリーガロイヤルホテルにおいて「令和6年度通常総会」を開催した。当日は、通常総会の開催に先駆けて同組合近畿支部(加藤廣支部長)の「令和6年度通常総会」も開催。冒頭、加藤支部長は「居住地の神戸市の人口が150万人を割り、非常に驚いたがそれをきっかけに全国各地の人口の増減にも興味を抱くようになった。人口の維持と経済の動向には密接なつながりがあり、近畿支部はもちろん、当組合の会員企業においても発展というよりまずは維持することを念頭に取り組んでいかなければいけない厳しい世の中を迎えている」とあいさつの中で述べ、引き続き議案審議へと入った。同近畿支部総会では「令和5年度事業報告」「同収支決算報告」「令和6年度事業計画案」「同収支予算案」などの議案が審議され、すべての議案が意義なく承認された。
しばらくの休憩を挟んで同組合の令和6年度通常総会を開催。当日は本人出席48名、委任状による出席78名の合わせて126名が出席し、総会は有効に成立。開催に先立ってあいさつに立った小島理事長は「当組合は今年4月から大阪ゴム商業会と合併するという大きな転機を迎えた。企業や団体が合併した場合、うまくいくケースとそうではない例があるが、当組合においては、これまで大阪ゴム商業会と行事を共催してきた実績もあり、必ずうまくいくと確信している」と述べ、今後の円滑な組合運営に期待を寄せた。
引き続き、議案審議へと入り、「令和5年度事業報告承認」「同収支決算」「令和6年度事業計画案承認」「同収支予算案承認」「賦課徴収方法案承認」「会章の件」「任期満了に伴う役員改選」など、すべての議案が満場一致で可決された。
今年度においては総務委員会の主導で会員交流部会を新設。4月より合併した大阪ゴム商業会が開催してきた各種の活動や永年勤続表彰などを今後は同組合の行事として引き継ぎ実施する。
任期満了に伴う役員改選では、理事・相談役に大西健路氏(宇都宮ホールディングス)、理事に谷村貴洋氏(朝日商工)、渡辺周平氏(エーゼーゴム洋行)、監事には松平充希氏(五合)、山本佳世子氏(丸山産業)を新たに選出。小島理事長、糸井宏之副理事長、加藤廣副理事長、太田稔副理事長、小賀野哲朗副理事長は再選された。
総会終了後は、賛助メーカーも参加者して懇親会を開催。乾杯の前にあいさつした元大阪ゴム商業会会長の森孝裕氏は「同会は、これから当組合の名の下に新しい歴史を刻んでいく。合併にこぎつけるまでにはさまざまな意見があって時間も要したが、最終的に皆さんの理解を頂いて昨年度の総会で承認を得た」と、これまでの経緯を振り返った。