2024年6月15日

ニッタ
冷凍倉庫用搬送ベルト

「TA12―LT」発売

ニッタ(石切山靖順社長)は、低温環境に対応可能なベルト「PolySprint(ポリスプリント)TA12―LT」の販売を6月3日から開始した。

近年、食料品の流通分野では冷凍食品の需要増加やECサービスの拡大などによる低温物流市場が拡大している。それに伴って増加傾向にある冷凍倉庫では、限られたスペースの有効活用や作業員の確保・労働環境改善のため、自動化のニーズも高まっている。

そこで同社は冷凍倉庫の搬送工程において、マイナス30度の環境下でもモーターに負担をかけず、常温と同等使用が可能な搬送ベルトを開発し、販売を開始した。

製品の特長としては①マイナス30度の環境で使用した場合でも柔軟性を保つことができ、同社従来品よりも長寿命②コンベヤにかかる負荷を小さくでき、電流値を抑えられる③寒い日の早朝でもコンベヤの起動がスムーズ④チェーンによる搬送と比べて、グリスが不要でクリーンな搬送が可能⑤伸縮性に優れたエラスティックタイプで、ベルトオンローラ(BOR)用途での利用に適している⑥幅の広いコンベヤへの取り付けも簡単に可能――が挙げられる。

PolySprintTA12―LTの仕様は表面ポリウレタン(タフタ目付)、裏面は導電樹脂(粗目付)。