日本プラスチック機械工業会
賀詞交歓会
今年も積極的にチャレンジ
日本プラスチック機械工業会(JPM、依田穂積会長)は1月16日、東京都千代田区のパレスホテル東京で新年賀詞交歓会を開催した。
新たな年の門出を祝う会合には、会員および関係者など80名を超えるメンバーが出席。開宴に先立ち、あいさつに立った依田会長は「昨年の射出成形機の受注台数は1万1221台で、前年との比較では約30%のダウンとなった。月平均で見ると1000台を割り込む大幅な減少であり、この数字は2012年以来から7年ぶりで市場はかなり冷え込んだ。2018年は非常に繁忙であっただけに、温度差がかなりあった印象だ。また、最近はプラスチックの環境問題がわれわれの業界には逆風になっており、その対応にも努めていかなければいけないと考えている。しかしながら、今年は米中貿易摩擦の緩和によって夏ごろからは緩やかな回復に向かうという見方もあり、5Gの進展、半導体関係など需要環境を見通すと徐々に復調してくるのではないかと感じている。
今年は10月にIPF(国際プラスチックフェア)が開催されるので、機械装置メーカーからはさまざまな環境面での提案も行われるだろう。世界的に日本の環境対応技術は非常に注目されており、エポックメイキングな製品の出展を期待している。当会では昨年、エンゲル社の社長を講師に招いての講演会や、ドイツメーカーの協力を得てIoT関連の勉強会を開催するなど従来にはなかった新たな取り組みを推進してきた。皆さんのアイデアを取り入れながら、可能な案件については今年も積極的にチャレンジしていきたい」と今後の展望を述べた。
乾杯の発声は鈴木雅之副会長が務め、力強い発声を合図に新年の宴の幕が切って落とされた。