2020年3月15日

広島化成
2020年秋冬新商品展示受注会

働く女性に向けた応援企画も実施

広島化成(西浩一社長)は2月、広島県福山市の同本社と東京営業所のショールームにおいて「2020年秋冬新商品展示受注会」を開催した。足元から新たな切り口のライフスタイルを呼び起こしつつ、新たな機能による付加価値の追求により、日常を豊かに変えていく。また同社では、働く女性に向けた応援企画として、〝WORK and WALK〟をキーワードに、さまざまなシーンに対応した快適シューズのラインアップの紹介も行い、売場提案を行った。

ダンロップモータースポーツのアーバントラディションからは、マルチに履けるクロスオーバースタイルの「DCX」シリーズを新提案。アウトドア要素を持たせながらもタウンユースでの活躍を想定しており、ソールからアッパーにかけて、静止状態で5㌢まで6時間の防水機能を持たせたほか、衝撃吸収性に優れた足あたりの柔らかいPUスポンジインソールやEVAを使用したミッドソールにより、軽量性と優れた履き心地を引き出した。メンズとレディースタイプでの展開を行う。

広島化成の独自開発による新構造の通気防水システム「MOISTHROUGH(モイスルー)」は、水を通さず、空気と水蒸気を通すことで、靴内環境をいつでも快適に保つことができる。従来の防水製品と同等の防水性能に加え、非常に高い通気・透湿性を発揮する。

靴内湿度比較試験の結果でも従来防水製品と比較し、試験終了前と終了後でほとんど靴内湿度の上昇が見られず、外気湿度とほぼ同じ湿度を維持している。同社では、その機能性を風神・雷神をモチーフとした靴を守る神として表現。「雨から守り風を逃がす」をキャッチコピーとした、〝神靴登場〟の呼び掛けを行うことで採用シリーズを印象付けていく。

つま先に鋼鉄先芯(JF―S規格 普通作業靴S級)を搭載したマグナムSTはリニューアル。作業シーンに求められるグリップ力を追求し、専用金型を用いて設計し製造された耐油・耐滑性ソール「グリップテックソール」を採用した。一部品番とカラーは、23・0㌢からのサイズ設定となっており、働く女性の足元もしっかりサポートする。

一方、広島化成のハウスブランドにおいては、取り扱い店舗も順調に拡大し、大きな柱に成長してきている。大人のカジュアルスタイルシューズのゲイナーは、メンズカテゴリーでマルチウォーキングギア「ゲイナー030」を発表。防水性、防滑性、クッション性などのアウトドアで求められる機能が都市生活環境でも重要になっている状況に対し、フィールドで培った機能性と都市生活に溶け込むデザイン性を融合させた新しいアーバンアウトドアスタイルとして提案を行った。

通気防水機能のモイスルーを採用しており、インソールには足裏のアーチを支えて足への負担を緩和するソフトフィットアーチサポートインソールを搭載。高機能ミッドソールの「ユニットフォーム」は、中央部は柔らかく、外周部は硬い硬度の異なる衝撃吸収材を一体成型したミッドソールで、クッション性を保ちながら足ブレを軽減。安定した足運びと弾むような履き心地を実現した。

はだし履き感覚で伸縮自在なフィット感を楽しめるソックス+シューズの「ニッティー」は、2019年春夏から発売を開始。ニットシューズがレディスファッションアイテムとして定着した背景もあり、新たな展開として、ニット素材にラメを織り込み、最近のファッショントレンドをとらえた商品をラインアップすることで、シリーズの魅力の幅を広げ、女性の感性を刺激する。今回提案を行ったラメ遣いのゴージャスな大人の印象を備えたアイテムは、ラメが織り込まれてもニッティーらしい靴下感覚の伸縮性は保持。靴内部のライニングにはラメを入れていないことでチクチク感を排除した。また、洗濯機で丸洗いしてもラメは落ちることはない。ニッティーの利便性や機能性はそのまま維持している。

シニア層に人気のレディースシューズ「くつろぎエルダー」は、趣味やファッションを楽しむアクティブシニア層の増加を背景に、介護靴のように見えないオシャレなデザインとカラーリングを採用。また、やわらかインソールの〝アーチサポートインソール〟は、インソールの土踏まず部分にある山形クッションのアーチサポートクッションが、アーチをしっかりと支えることで足を安定させ疲労を軽減する。加えて、ヒールクッションが着地時の衝撃を緩和する。70代女性の〝長時間履いても疲れにくい靴が欲しい〟という要望に対し、安定性の向上と衝撃吸収により、足・ひざ・腰の負担を軽減し、快適サポートを行う。優しく包み込まれるような履き心地の効果により、もっとお出かけしたくなるシューズに仕上がった。