2020年6月25日
東ソー
臭素の生産能力増強
南陽事業所でおよそ30%
東ソー(山本寿宣社長)は、山口県周南市の南陽事業所(田代克志所長)において、難燃剤や殺菌剤、医農薬などの用途で使用される臭素の生産能力増強を決定した。
同社は国内最大の臭素メーカーであり、国内およびアジア地域において事業を展開。昨今の臭素需要はアジア地域を中心に堅調に推移する一方、中国では供給不足が顕著となり、需給バランスはタイトな状況が継続している。
同社では今回の計画において、老朽化した臭素製造設備を更新するとともに、生産能力を増強。現有能力比で約30%の増強を図る。投資額は約100億円で、2023年1月から商業運転開始予定。
同社では、今後も、安定供給を継続しながら需要の拡大にも対応し、更なる事業規模の拡大と収益力の強化を図っていく。