日本ゴム工業会
「第２０回幹事会」を開催

日本ゴム工業会（池田育嗣会長）は６月２６日、東京都千代田区の経団連会館で「第２０回幹事会」を開催した。当日は、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策に留意。懇親会は見送られたほか、会合は時間を短縮して開かれた。

幹事会に先駆けて行われた理事会においては、今年度は役員改選期にあたるため会長、副会長をはじめ常勤役員を選出。池田会長、清水隆史副会長、吉井満隆副会長が再任されたほか、新たに副会長に東正浩氏（ブリヂストン代表執行役グローバルＣＯＯ）、専務理事に岡本浩一氏（日本ゴム工業会）が就任した。

開会のあいさつで池田会長は「新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の中、４月の緊急事態宣言を受け、当会としても今年の総会は５月から６月に延期せざるを得なかった。１月、２月初めの時点ではまだ“対岸の火事”という認識であったのは否めないが、その後、国内でも感染が拡大。緊急事態宣言によって２カ月以上にわたる外出の自粛、県境を越える移動を戒めるなど、ここまで社会情勢に大きな影響を及ぼすことは予測ができなかった。緊急事態宣言の解除後、国内の移動制限も解かれたことでようやく出張が可能となり、２カ月半ぶりに都内に出張し、この場に出席することがかなった。

経済活動は徐々に再開の動きを見せてはいるものの、重要な顧客でもある自動車メーカーの世界的な減産で会員各社も大きな影響を受けている。社会生活は無論のこと、事業展開にもさまざまな変化が必要になってくるだろう。テレワークの進展は当然の流れであるが、一方でこれまで当たり前であったことが不要・無駄なことだと気づかされたこともあり、これは前進につながると前向きにとらえている。