2020年8月5日

ニッタ
「NITTAOMEGA type XM」発売

安全性、耐久性、メンテ性大幅向上

ニッタ(石切山靖順社長)は、自動工具交換装置「NITTAOMEGA type XM」の販売を開始した。

近年、ロボットによる自動化は産業分野を問わず用途が拡大している。同社ではこれまで世界28カ国に累計20万台超の自動工具交換装置を提供し、産業ロボットの多様化にこたえてきた。自動車製造分野においては構成部品や搬送ジグの大型化、またラインの汎用性を高めるためロボットでリフト機能の代替をするなど、重量物を搬送するロボットのニーズがさらに増大している。その一方で、ロボットの性能向上による動作の高速化に追随するため、自動工具交換装置においても薄型・軽量化が要求されている。そこで、このような市場ニーズにこたえるため、軽量・薄型で好評を得ている「NITTAOMEGA type M」に、上位可搬タイプのNITTAOMEGA type XMを新たに開発した。

NITTAOMEGA type XMは250~350㌔㌘可搬対応で、従来機種と比べ45%薄型化、30%の軽量化が図られており、可搬重量においては50㌔㌘アップさせている。機能モジュールは、NITTAOMEGA type Mで好評のCTモジュールを3カ所搭載可能。大口径シリンダ・カムロック方式による安全性を継承しながら、従来機種と比較し耐久性とメンテナンス性を大きく向上させた。