2020年9月15日

アキレス
「メディフォーム」の新カテゴリー登場

本格と初心者中間
反発・推進力、クッション性

アキレス(伊藤守社長)は、走るリカバリーシューズ「メディフォーム」に新カテゴリー・アクティブリカバリーモデルを追加、3タイプ9色を9月中旬より全国のスポーツ専門量販店・スポーツ専門店および靴専門店、有名ECサイト、アキレスウェブショップ(https://achilles‐webshop.com/)において発売する。

メディフォームには、ランニング初心者やけがから復活したランナー向けのベーシックリカバリーモデルと、サブ3(サブスリー=フルマラソン3時間以内に完走)~3・5レベルのスピードにこだわったレースリカバリーモデルまで投入。今回新しく登場したアクティブリカバリーモデルは、ちょうどこの中間に位置するサブ3・5~4レベルのランナーに向けて開発した新カテゴリーとして展開する。順天堂大学スポーツバイオメカニクス研究室試験の結果によると少ない筋活動量で、同じ距離を走ることができることから「ポイント練習やレース後、翌日の疲労抜きジョグにも適している」(順天堂大学・柳谷登志雄准教授)。クッション性にこだわった低硬度の新配合〝メディフォームMF45〟を新たに搭載したことで走り込み、アクティブレストも足やひざ、腰の負担を軽減し、楽に走ることが可能。メディフォームの開発アドバイザーで2012年ロンドン五輪男子マラソン日本代表のプロランナーである藤原新選手によるアクティブリカバリーモデルに対する感想では「フィッティング感がすごく良くなっているので、キロ4分ぐらいまでなら、スピード練習にも対応できそう。ランニングシューズとしての安定性と反発力は健在で、クッショニングが増したことから、一般市民ランナーにもメディフォームの反発力を、気軽に体感してもらえると思う」と話しており、衝撃吸収性、反発弾性はそのままにミッドソールを柔らかくし、ラストも前足部をややワイドにアレンジ、ランナーフレンドリーな仕上がりとなっている。通気性に優れており、シームレスであることから足入れ感もアップ。メディフォームの特長の一つでもあるデザイン性の高いアッパーも新モデルの中に健在、ランナーのモチベーションアップをサポートする。

ラインアップされた3タイプは、グラフィカルなアッパーが特徴的な「ランナーズ・ハイ2(MFR3000)」、ベーシックなデザインを採用した「LSD3(MFR3010)」、かかとをしっかりとホールドするヒールカウンター付きの「ターサル3(MFR3020)」。価格(税別)はいずれも1万2500円。サイズは、ランナーズ・ハイ2のオーロラ、パープルのカラーが22・5~25・0㌢、ネービー、レインボーが22・5~29・0㌢。LSD3が22・5~29・0㌢で、カラーはブラック、タンジェリン、ホワイト/グレー。ターサル3が23・0~28・0㌢で、ブラック、グレーの2色。

日本のランニング人口は1000万人超、コロナ禍においても、その数は増加。しかしながら、多くのランナーが自己流で頑張り過ぎることでひざや腰の故障が原因でやめてしまっていると言われている。こういった状況を解決する目的から、〝けがせず走り続けられることが一番大切なこと〟をコンセプトにメディフォームが17年に登場した。メディカル(医療の)とフォーム(発泡体)を組み合わせたブランド名にあるように、アキレス独自のPU素材は一般的にソールに使われているEVAに比べ、衝撃吸収性で約10%アップ、反発弾性で約50%アップ、耐久性(へたりにくさ)で約2倍の性能(メディフォームMF45)を誇り、高さ10㍍から厚さ約30㍉㍍のメディフォームシートに生卵を落とす実験でも生卵は割れずに5㍍以上跳ね上がった。この素材を靴のミッドソールに搭載していることから、無理せず楽に走れる〝走るリカバリーシューズ〟として、ビギナーからエリートランナーまでの足元を支えている。