ダイセル
ハードコートフィルム新製品
99%以上の新型コロナウイルスの感染力消失を実証
ダイセル(小河義美社長)は、ハードコートフィルムの新製品を10月に発売する。99%以上の新型コロナウイルス(SARS―CoV2)の感染力を消失させる効果が実証されており、同社は現在、サンプル品の提供を始めている。
新製品である「ダイセル抗ウイルスハードコートフィルムS」(登録番号JP0612551A0001W)は、特殊銀系化合物を配合したハードコートフィルムで、従来の抗菌・抗ウイルス機能に加え、新型コロナウイルスも大幅に不活性化。広島大学大学院医系科学研究科の坂口剛正教授(ウイルス学)に依頼し、新製品の新型コロナウイルスに対する不活性化効果の実証試験を、ISO21702に準拠する方法で実施した結果、新製品の表面に付着した新型コロナウイルスの99%以上が感染力を失っていることが確認された。同社は既に、抗菌製品技術協議会より抗ウイルス性と安全性を認証する「SIAAマーク」を取得している。
ダイセル抗ウイルスハードコートフィルムSは、抗ウイルス機能に加え、優れた防曇性能を備えており、新製品をフェイスシールドなどに用いることで、ウイルスによる感染症リスクを軽減するとともに、曇りにくくクリアな視界を確保できる。
同社では今後、新製品のディスプレイ表面用フィルムへの展開を進めるとともに、一層のラインアップの拡充を図ることで、〝ウィズコロナ〟の時代に、安心と安全を提供していく。
サンプル品の要望など、製品に関する問い合わせは、ダイセルスマートSBUディスプレーBU機能フィルムグループ(Eメールdaicel–film@jp.daicel.com)まで。