ランクセス
初のバーチャルデー開催
ブースツアーでは新製品など紹介
ランクセス(マティアス・ツァハトCEO)は9月15~17日の3日間、オンラインイベントとして、同社の新製品や主力製品などを幅広い業界に向け、ソリューションについて紹介する「ランクセス・バーチャルデー」を開催した。日本を含むアジア太平洋地区を対象にしたイベントとしては同社初。初日の15日にはメディアを対象とした「プレス向けバーチャルブースツアー」を開催し、各バーチャルブースを解説付きで回った。
ツアーでは冒頭、同社日本法人の針谷廷河社長がランクセス・バーチャルデーの概要について説明。「このオンラインイベントは、新型コロナウイルスの世界的流行により従来の展示会が相次いで中止されている。このイベントはそういった現状を打開するためのもので、56のオンラインセミナーが行われるほか、日本語、英語、中国語の同時翻訳による8つのセッションを用意している。オンラインブースを配置しており、さまざまな製品がオンラインでもしっかりと紹介できるような仕組みにしている。ぜひともランクセスの持つ広い世界観、バックグランドを心に焼き付けてほしい」と期待の言葉を送った。
バーチャルの世界で会場を移動し、まずはポリマーアディティブスのブースを訪問。建築業界にも持続可能性が求められている今、長い歴史の中で、実績とノウハウを培うことで注目されてきたランクセス製品についての説明が行われた。コンクリート着色や塗料に使用され、建築の意匠性を高める無機顔料や、建材の機能性を高めるプラスチック添加剤の役割についても詳しい説明が行われた。
引き続きラインケミービジネスユニットのブースに入場。ゴムの形状や性質はさまざまであり、用途に合わせて複雑に加工。その加工過程で欠かせないゴム添加剤について紹介された。ゴム添加剤は、ゴムにさまざまな性能を付与し、持続可能性をも実現している。
サルティゴビジネスユニットでは、われわれの身近で活躍する化学をクローズアップ。同社の製品がわれわれの生活とどのようにかかわっているのかを紹介した。農業用化学品は、その効果と安全性から、世界中の農業で使用されている。
希望者向けのツアーでは、ボタンをクリックすると製品の詳細な解説が行われるなど、臨場感も演出。問い合わせフォームも設置され、さまざまな要望や質問ができるようになっていた。