2020年11月5日

JSR
欧州でバイオ医薬品製造施設拡大

KBI、セレクシス共同事業強化

JSR(エリック・ジョンソンCEO)のグループ企業であるJSR Life Sciences(ティム・ローリー社長、以下、JSRライフサイエンス)は、子会社であるKBIバイオファーマ(以下、KBI)とSelexis(ディアク・ランゲCEO、以下、セレクシス)の欧州における共同事業の強化に向け、最先端の施設を新たに拡張し、事業規模を拡大する。

両社では、今回の拡張によって、ジュネーブの工業地帯であるZIPLOにあるステラ32キャンパスに、合わせて8700平方㍍の施設を保有。KBIにおいては、欧州の顧客向けに臨床用cGMPバイオ医薬品原薬製造能力の強化を図る。セレクシスでは、需要が拡大している哺乳動物細胞株の開発技術とサービスの提供の充実を目指す。今回の拡張により、両社で合わせて250人以上の雇用創出を見込んでいる。

JSRライフサイエンスは今回の投資により、セレクシスのタンパク質発現プラットフォームである〝SUREテクノロジー〟とKBIの高度なプロセスおよび分析開発ツールを合わせることで、一段と効率を向上させたサービスを顧客へ幅広く提供していく。