2020年2月15日

日本ミシュランタイヤ
大型TB用「ミシュランXマルチZ2」発売

最新のテクノロジー搭載
安全運行等サポート

日本ミシュランタイヤ(ポール・ペリニオ社長)は、最新テクノロジーを搭載し、運送事業者の安全運航とコスト削減をサポートする大型トラック・バス用タイヤ「ミシュランXマルチZ2」を3月2日より発売する。発売サイズは11R22・5で、価格はオープン価格。

ミシュランXマルチZ2は、中・長距離大型車両向けに開発されたタイヤで、アジアおよびオーストラリア地域で500万本以上販売された「ミシュランXマルチ」シリーズの最新モデルとして投入される。ミシュラン独自の最新テクノロジー〝レジニオン・テクノロジー〟が摩耗末期まで高いウエット性能を確保し、〝インフィニコイル〟が長寿命と省メンテナンスを実現。〝HTナイロン・テクノロジー〟が高い耐久性を発揮する。

レジニオン・テクノロジーは、〝ミシュランモールド3Dメタルプリンティングテクノロジー〟が可能にした自己再生トレッドパターンで、新品時のブロック剛性が高く、長寿命を実現。タイヤが摩耗するにつれ、新しい溝が現れ摩耗末期まで高いウエット性能を持続する。効果としては稼働時間を最大化し、摩耗末期まで安定した性能が得られることでタイヤライフの最大化が図られる。パンク時においての移動可能距離を確保した。

インフィニコイルは、ワイヤー材をカーカスとトレッド部の間にタイヤの回転方向に対して平行に巻き上げ構成したコイルで、トレッド部の剛性、安全性が向上。走行中において、タイヤ高速回転時の遠心力によって生じるトレッド中央部のせり上がりを防ぎ、変形による発熱量を抑制する。均等な接地面の確保によって偏摩耗を抑制し、ケーシングの耐久性を向上させて安全性の向上を実現した。効果としては、安全運行をサポートする技術として摩耗末期に至るまで高いウエット性能を確保。急激な内圧低下によるリスク低減も図られる。インフィニコイルは、プレミアムワイドシングルタイヤ「ミシュランXワン」にも採用されている。

HTナイロン・テクノロジーは、ビードワイヤーの周りを包むテキスタイルにより、ケーシングプライとビードワイヤー間の応力と動きを軽減。部材間の応力(反発する抵抗力)と動きを抑制させることにより、ビード部の耐久性を向上させ、安全性の確保と再生率の向上も図る。長寿命によりタイヤコスト削減を実現し、偏摩耗抑制によりメンテナンス負担も軽減される。再生可能率も向上されており、コスト削減により一段と貢献する。