2021年1月30日

帝人
「ESTIC」新設

環境価値ソリューションハブ機能拠点

帝人(鈴木純社長)は、持続可能な社会への貢献に向け、主たる提供価値である「環境価値ソリューション」に関するハブ機能として、オランダのアーネム市(テイジン・アラミド敷地内)に「European Sustainable Technology Innoⅴation Center」(欧州サステナブル先端技術開発センター、以下、ESTIC)を開設した。

近年、SDGsの採択やパリ協定の締結といった動きに対応し、各国でカーボンニュートラルの目標が宣言されるなど、持続可能な社会の実現に向けた取り組みが世界的に加速している。このような中、帝人グループでは、昨年2月に発表した中期経営計画2020―2022「ALWAYS EVOLVING」において、気候変動の緩和および適応、サーキュラーエコノミーの実現など、世界的な地球環境の目標達成に貢献する製品やサービスを環境価値ソリューションとして提供、環境負荷低減に関する長期目標を掲げ、事業や活動を展開している。

今回のESTIC設立は、世界の中で環境意識が高い欧州に新たに開発拠点を開設することによって環境価値ソリューションにかかわる取り組みを強化していくことを目的としている。

帝人グループは中期経営計画の重点施策の一つとして、イノベーション創出基盤の強化による継続的かつ的確な事業機会の創出および市場開拓の加速を掲げ、イノベーション推進体制の強化、グループ内外の協創強化による革新的製品およびサービスの拡充、ダイバーシティ&インクルージョンの推進による組織の活性化やイノベーション創出の加速などに積極的に取り組んでおり、今回のESTIC設立によって、これらをさらに強化していく。

ESTICでは、帝人グループが進める環境価値ソリューション領域の技術開発におけるハブ機能として、サステナブルな製品や技術の開発にかかわる企画、研究、マーケティングを実施。国や事業をまたがるグループ内連携を強化・促進し、さらに外部との協創にも積極的に取り組むことで、気候変動対策やサーキュラーエコノミーの実現に向けた開発を推進していく拠点として位置付けている。

今後の展開としては、環境価値ソリューションのハブ機能として、グローバル視点でビジネスをつなぎ、帝人グループが有する主要な素材や部材に関するライフサイクルやグリーンな素材への転換を通じて環境負荷低減に取り組むとともに、CO2削減や水素社会の実現などのサーキュラーエコノミーに関する新たな事業分野の創出にも挑戦していく。

また、オランダのリンブルグ州にある国際的なオープンイノベーションコミュニティのBrightlands Chemelot Campusにも拠点を設けることにしており、外部とのコミュニケーションを積極的に行っていく。