2021年4月5日

ムーンスター
ワークシューズ「レアリゼ」誕生

農業女子、福岡県と共同で開発
コンセプトは〝気持ちがアガる靴〟

ムーンスター(井田祥一社長)は女性農業者、女子大学生、企業がプロジェクトチームをつくり、女性農業者のニーズにこたえる商品の開発を推進する福岡県の「女性がいきいきと働く環境整備事業(商品開発)」にプロジェクト企業として参画し、女性農業者向けワークシューズ「realiser(レアリゼ)」を全国の靴専門店、ホームセンター、アパレル雑貨店、EC販売サイト、ムーンスター公式オンラインショップ等で順次発売している。

福岡県の女性がいきいきと働く環境整備事業は、女性農業者が営農・生活で使用する農業機械、洗剤・化粧品、作業着などの商品について女性のニーズを企業のシーズと結びつける場を提供し、女性農業者と企業が協働して新商品の開発を目指すプロジェクトを実施することを目的としている。ムーンスターは、新たなカテゴリー構築のためにもプロジェクト企業として参画することを決めた。2019年6月に女性農業者、女子大学生、ムーンスターのプロジェクトチームを発足し、活動をスタート。圃場(ほじょう・農作物耕作地)や農業用品を販売するホームセンターを調査することから始め、女性農業者へアンケートを実施し、プロジェクトチームで協議を重ねてきた。日々の孤独ともいえる作業でも足元から楽しさと快適さをサポートし、履くと〝気持ちがアガる靴〟をコンセプトに開発を推進。これまで女性農業者が作業靴を購入する売場では、女性向けの商品はごく少数で、ほとんどが男性向け商品の小サイズ版であったことから、明るいカラー展開とかわいらしいフォルムで売場には華やかさを、女性農業者へは選ぶ楽しさを提供できる靴にすることも開発テーマの一つに掲げられた。そして、機能性とデザイン性(オシャレ)の両方を備え持ったレアリゼが誕生した。レアリゼは、フランス語で〝実現させる〟〝成し遂げる〟という意味で、自分のなりたい姿、スタイルを実現させるための一足になってほしいという願いが込められている。

機能面では①波底意匠と薄目のソール=泥が詰まりにくく、畑のうねなど複雑な形状の地面にしっかりとグリップする②3層構造の低反発インソール=吸湿速乾トリコット、低反発ウレタンフォーム、衝撃吸収EVAの3層構造でフィット性とクッション性に優れ、長時間の作業をサポート③Ag+抗菌防臭=銀イオンの抗菌作用でにおいの元となる菌の増殖を抑制し、防臭効果を発揮。天然由来成分で安全といった3つの快適機能を備えている。ラインアップは畑仕事や水回り作業に適しており、胴部分は柔らかくしなやかに設計されているため、しゃがんだ作業でも快適に使用できる長靴タイプの「MS RLS01」、サイドゴア仕様で着脱しやすくガーデニングなど、軽作業に適しているショートブーツタイプの「同RLS02」、足先から足首までバンドでしっかりホールドした仕様で、斜面の上り下り、木登りなどの作業に使用でき、山あいの斜面を活用した果樹園などでの作業に最適なクロスバンドタイプの「同RLS03」。農作業以外でも水場のある動物園、水族館、花屋などでの仕事履きやガーデニング、キャンプ、フェスなどのアウトドア履きとしてもおすすめ。また、近年増加している風水害時での着用など、さまざまなシーンで活用できる。カラーはRLS01がオーシャン、ソイル、コーラル、ミント、RLS02がアッシュ、ピンク、ソイル、モス、RLS03がリーフ、アッシュ。サイズはいずれも21・0~26・0㌢(ハーフサイズなし)、ワイズ2E。胴丈はRLS01が40・0㌢/23・0㌢、RLS02が14・5㌢/23・0㌢、RLS03が20・0㌢/23・0㌢。価格はRLS01のみ5390円で、RLS02、RLS03は4950円。