2021年5月15日

墨東ゴム工業会
令和3年度定時総会

霜田知久氏を会長に選任

墨東ゴム工業会(堀田秀敏会長)は4月23日、「令和3年度定時総会」および恒例の「講演会」を東京都台東区の台東区民会館で開催した。当日は新型コロナウイルス感染予防の観点から会場入室前に検温と手指の消毒を徹底。ほかにも3密を避けるため、参加者が十分な間隔を確保できる特別会議室において議案審議は行われた。

会員49社のうち、委任状による出席を合わせて過半数の出席を得たことで総会は有効に成立。「令和2年度事業報告」「同収支決算」「令和3年度事業計画(案)」「同収支予算(案)」などの議案が審議され、原案通り満場一致で承認された。

また今期は役員の改選が行われ、新たに霜田知久氏を会長に選任。2期4年会長を務めた堀田秀敏氏は今後も一役員として同会の運営に尽力していく。昨年度に実施された主な事業や行事としては総会は書面によって開催。また九州ゴム工業会ならびに兵庫ゴム工業会・兵庫県ゴム工業協同組合青年クラブとの交流会や秋季のゴルフコンペなども社会情勢に則って安全に留意しながら実施したものの、新型コロナの影響でこれまでのように定例行事を開催することはかなわなかった。

今年度の事業計画については、定例的な行事の開催を計画してはいるものの、現状では情勢を見守りながら適宜方針を固めて臨む考え。会合の終盤であいさつに立った霜田新会長は「当会には30年にわたって参加してきたが、これまでの行事や活動を通して、さまざまなことを教えて頂いた。コロナ禍によって当会の運営と活動にも制約が現れている現状だが、これまで蓄積した経験を生かしながら、また堀田前会長にもアドバイスを頂きながら、当会のために何ができるかを考え、ゴム業界の発展に貢献していきたい」と今後の決意を示した。

総会終了後には加藤事務所の加藤進一社長が「原材料動向とSDGs」をテーマに講演会を開催。同氏は最近のゴム原材料の市況の動向や、いまだ原材料各社に残っている新型コロナの影響のほか、中小企業においても実践することの可能なSDGsの取り組みなどについて直近の話題も盛り込みながら詳しい解説を行った。