ユーシン精機
Smart ECO吸着機能搭載
「RC―SE」シリーズ発売
ユーシン精機(小谷高代社長)は、エア消費量を低減させた取出ロボット「RC―SE」シリーズ(写真)の販売を7月14日から開始した。
今回のRC―SEシリーズは、対象成形機型締力30~1300tf(㌧)に対応するラインアップを豊富にそろえ、顧客の幅広いニーズにこたえる。新商品の特長は次の通り。
①環境配慮型のエア消費量削減ツール「Smart ECO吸着」=同社独自の「ECO吸着」を進化させ、さらなるエア消費量削減を実現。吸着圧力を常時監視することにより吸着開始のタイミングの最適化を図り、エア消費量を最大78%カットすることによってエアコンプレッサの電気代、設備費用の削減につなげる②Long life mode搭載=取出ロボットの駆動速度を成形サイクルに間に合う程度まで自動減速調整し、消費電力を削減(同社計測5%削減)。またガイド軸・タイミングベルトの長寿命化といった効果も得られ、ランニングコストを低減させる③生産性向上=フラッグシップモデル「FRA」シリーズと同様に全軸最適制振制御の採用で、さまざまな成形場面でも優れた制振性能を発揮するほか、予知保全(Predictiⅴe Maintenance)によるダウンタイムの低減など、長期にわたり顧客の生産性に貢献する。
本体価格(税別)は、対象成形機型締力30~100tf(㌧)用「RC2―0310D―SE」が415万円、同150~250tf(㌧)用「同―1525D―SE」が515万円、同350~500tf(㌧)用「同―3550D―SE」が615万円、同1000~1300tf(㌧)用「同―100130D―SE」が905万円で、販売目標として年間約600台を見込んでいる。