2021年10月5日

ランクセス
新社長にペレズ氏

ランクセス・ソリューションズJ社長も兼任

ランクセスは今月1日付けで、ジャック・ペレズ氏がランクセスの日本法人およびランクセス・ソリューションズ・ジャパンの代表取締役社長に就任することを発表した。前ランクセスおよびランクセス・ソリューションズ・ジャパン代表取締役社長の張谷廷河氏は、同日付けでランクセス液体高純化テクノロジーズ・ビジネスユニットのアジア太平洋地域統括に就任した。

ペレズ氏はフランス生まれの59歳。1988年にフランスのリヨン大学で薬学の博士号を取得。その後、フランスのCESMA(現在のEMリオン・ビジネススクール)でビジネスマネジメント(マーケティング専攻)の修士号(MBAと同等の学位)を取得したほか、リヨン大学大学院で産業薬学のDESS(高等専門職課程における修士号)を取得している。その後すぐに、ヘキスト社のグループ企業、仏・ルセル・ウクラフ社のペルー法人にプロダクトマネージャーとして入社。これまで化学および製薬業界において約30年間の経験を持っている。ランクセスには08年7月にブラジルのランクセス・エラストメロス・ド・ブラジルに最高財務責任者(CFO)として入社し、その後のブラジルにおける主要な事業買収などに従事した。13年にはインド法人でCFOに任命され、14年5月からは代表取締役社長に就任。18年10月からはイギリスの現地法人において財務担当役員および代表取締役社長を務め、事業拡大に尽力してきた。