2021年12月10日

住友ゴム工業
「タイヤ空気圧・温度管理サービス」

乗用車向けに直営店で提供開始

住友ゴム工業(山本悟社長)は、乗用車向けのタイヤ空気圧や温度をリモート監視する「タイヤ空気圧・温度管理サービス」の提供を、12月2日から福岡県のタイヤセレクト直営店のうち福岡西店、筑紫野店の2店舗で開始した。業界初となるタイヤ空気圧監視システム(TPMS)と、パンク保証サービスのセットとして各店舗先着100人に提供される。タイヤ4本の購入と「パンク安心保証プラン」加入の合計金額が6万円に達することが対象条件で、TPMS4個、LED付きUSBデバイス、専用アプリが1台分のセットプランとして付属。装着後にはアンケートへの回答が求められる。

セルフ方式のガソリンスタンドの増加や電気自動車の普及の進展により、タイヤがプロの目に触れる機会が減少、空気圧の過不足を早期に発見することが難しくなってきている。今回提供が行われるタイヤ空気圧・温度管理サービスによって、タイヤ空気圧を適正に維持することで、パンクの原因の一つである空気圧不足を防ぎ、安全・安心なドライブに貢献するとともに、燃費や走行性能の向上に寄与する。

同システムでは、TPMS装着車両のタイヤ空気圧や温度に異常が発生した際に、車載のUSBデバイスのLEDが赤色に点滅してドライバーに警告。知らせを受けたドライバーは速やかに安全な場所に車両を停車させ、スマートフォンの専用アプリによって異常が発生したタイヤの位置と詳細なタイヤ空気圧や温度情報を確認することができる。専用アプリでは、空気圧や温度の状態を適正(青色)、低い(赤色)、高い(黄色)の3段階で表示。スマートフォンで確認した空気圧データはクラウドに蓄積され、過去の履歴を確認することもできる。

タイヤ空気圧・温度管理サービスの対象商品は夏タイヤ/オールシーズンタイヤで、パンク安心保証プランのうち、TPMS付帯プランの保証対象はパンクしたタイヤ1本のみ。保証期間は3年で保証回数は1回。保証料金は4400円。プレミアムプラン保証対象は、パンク本数にかかわらず4本すべて交換され、保証期間は2年で、保証回数は1回。保証料金は4400円~1万6500円(タイヤ購入金額によって異なる)。