2022年1月15日

横浜ゴム
アドバン・ネオバAD09

最強の高性能ストリートタイヤ

横浜ゴム(山石昌孝社長)はストリートスポーツタイヤの新商品「ADVAN NEOVA AD09(アドバン・ネオバ・エイディゼロキュウ)」を2月から日本を皮切りにアジア、北米地域で順次発売する。発売サイズはスポーツカーから世界的なプレステージカーまで対応する275/30R20 97W XL~165/55 R15 75Ⅴの20サイズで、今年末までに21㌅までを含む計60サイズを追加する予定。価格はオープン価格。

「ADVAN(アドバン)」は世界有数のプレミアムカーへの新車装着、卓越した高性能商品ラインアップ、モータースポーツでの実績などによりYOKOHAMAをけん引するグローバルフラッグシップブランドとしての位置付けを発揮。アドバン・ネオバはモータースポーツ、サーキットをルーツにした〝ADVAN最強のストリートスポーツタイヤ〟をコンセプトに、さまざまなモータースポーツ活動で培った最新のレーシング技術が惜しみなく投入されており、走りやカスタムチューニングを愛する多くのユーザーから圧倒的な人気を得ている。

アドバン・ネオバAD09は、従来品の「アドバン・ネオバAD08R」の後継モデルとして9年ぶりとなる新商品として投入。アドバン・ネオバシリーズの特長である〝一番速く、一番楽しい〟を継承しながら、最強のストリートタイヤにふさわしいドライグリップ、コントロール性、耐摩耗性能のさらなる進化の追求が行われた。部材から見直され、再設計された新構造、強さとしなやかさを追求した新プロファイルにより、YOKOHAMA史上最高レベルのケーシング剛性を実現。加えて、ち密に最適化した専用の非対称トレッドパターンと粘弾性のバランスを追求した新コンパウンドを採用した。トレッドパターンとプロファイルのインサイドでウエット性能、アウトサイドでドライ性能を追求。インサイドに太い縦溝を配置することで排水性を確保し、ラウンドした溝配置も排水性で効果を果たす。縦溝を横切る長めのラグ溝がさらに高い排水性を確保する。アウトサイドでは縦溝を細くイン側に寄せ、可能な限り接地面を確保、連続するリブによるトレッド剛性の確保、ラウンドした縦溝によって横力を分散し、リブ角の削れを抑制することで優れたドライ性能を発揮する。溝面積を維持しながら、面取りを採用。溝壁角度をイン側とアウト側で変更することで、リブ角の削れが大きく改善され、サーキット走行における摩耗性能の向上にも寄与する。

カーカス材を大きく変化せた新構造を採用しており、センター部は2層、ショルダー部は3層設計を施し、コードの本数とカーカスの厚さをアップさせたことで、ヨコハマ史上最高レベルのケーシング剛性を実現。これらにより、ラップタイムの短縮が期待できるドライグリップに加え、アマチュアドライバーを助ける優れたコントロール性、サーキット走行でも長く使用できる耐摩耗性能を発揮する。カスタムチューニングにおける外観も妥協なく追求し、ざん新かつ洗練された独自性の高いパターンデザインに加え、コントラストも鮮明にすることでプレミアム感を演出。新金型加工&サイドプロファイルにおけるブランドロゴなどが、カスタムチューニングカーに見合う〝カッコよさ〟を提供する。

横浜ゴムは中期経営計画「Yokohama Transformation 2023(ヨコハマ・トランスフォーメーション・ニーゼロニーサン)=YX2023」のタイヤ消費財事業において、高付加価値商品の主力であるグローバルフラッグシップタイヤブランドであるアドバン、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR」、ウインタータイヤの販売構成比率最大化を掲出。今年度は夏用タイヤの販売強化を計画しており、アドバンブランドではアドバン・ネオバAD09のほか、グローバルフラッグシップタイヤの新商品「ADVAN Sport Ⅴ107」を同時期に発売する。