2022年1月25日

TOYO TIRE
TOKYO AUTO SALON2022

ブースで魅力発信
清水社長自ら熱い思い語る

TOYO TIRE(清水隆史社長)は、1月14~16日にかけて千葉県千葉市の幕張メッセで開幕された世界最大級のカスタムカーショー「TOKYO AUTO SALON 2022」に出展し、オンライン上に併設されたバーチャル展示場にも、TOYO TIRESブースを開設した。初日にはプレスカンファレンスを開催したほか、会期中は「チームランドクルーザー・トヨタオートボデー」とともに臨むダカールラリーの挑戦秘話やTeam TOYO TIRES DRIFT所属ドライバーによるD1グランプリトークのほか、スペシャルゲストがクルマのカスタマイズの楽しさについて語るトークショーなどといったイベントを実施、来場者に対して同社の存在感を高めるとともにオートサロンの盛り上げに一役買った。

プレスカンファレンスでは、モータージャーナリストの竹岡圭氏が司会を務めて進行。まずは清水社長のメッセージがモニターの映像を通じて伝えられた。清水社長は「コロナ禍が収束の様相を見せない状況にあって、カスタムカーを愛する人々の情熱に寄り添い、TOYO TIREの世界観を伝えたいとの思いから、今回の出展を決意した。当社では、こういった展示会を一方的なブランドイメージのアピールの舞台とはとらえておらず、販売促進に向けての商品プロモーションの訴求とは一線を画した、カスタムカーを愛する人々と気持ちがクロスするようなコミュニケーションスペースにしたいと考えている。そういった意味から、本年のTOYO TIREのブースコンセプトを〝クロスオーバー〟と設定し、来場者と当社が進む〝道〟が交わる接点として互いに新たな価値を発見する場にする思いで構成した。展示しているタイヤや車両に装着しているタイヤは、当社のSUV用タイヤブランドの代名詞であるOPEN COUNTRYシリーズ、グローバルフラッグシップブランドのPROXESシリーズを中心に取りそろえた。当社は差別化された独自の技術によって、高い付加価値と魅力を備えたタイヤをつくり、それを求める人々に届けていきたいと考えている。カギを握る当社の2大商品ブランドがOPEN COUNTRYとPROXESであり、世界的なSUV人気を背景としたおう盛なニーズにこたえていくためにも、製品の進化に力を注ぐ。現在も国際的なレースに継続的に参戦しながら、プロフェッショナルたちの奮闘から得られた知見を蓄積し、常に製品開発へとフィードバックを続けている。世界で最も過酷なオフロードレースと言われているスコア・ワールドデザート・チャンピオンシップに出場する選手チームへタイヤサポートを行ったが、全4戦中2戦においてOPEN COUNTRYを装着した車両が総合優勝を勝ち取った。トヨタ車体によるチームランドクルーザー・トヨタオートボデーの車両にOPEN COUNTRY M/T―Rを供給し、ダカールラリー2022、そして2023への挑戦もサポートする。ダカールラリー2022は、今まさにレース終盤に差し掛かっており、期待を持って行方を見守っている。OPEN COUNTRYとPROXESは、オフロードの世界とスポーツドライビングの世界という特定領域の趣向性をつかみ取り、掘り下げ、独自のアプローチで育ててきたブランドであると自負している。クルマ文化というものはボーダレスに多様性を持って存在しており、それぞれに、奥深さを持っている。本年の当社ブースは、その一端である当社の2大商品ブランドがクロスオーバーする空間であり、皆さんが内に秘めている〝クルマごころに火を灯したい〟という狙いを持たせた。われわれは〝青〟という色を愛し、大切にしている。青は挑戦者を表す色であり、青い炎は赤い炎よりも熱く、静かに燃える。だれもが内に秘めた青い情熱を呼び覚ますブランドでありたいという考えから、〝青を灯せ〟というメッセージによって信念を伝え続けている。この空間において、当社のタイヤづくり、クルマ文化の魅力、ブランドメッセージに触れてもらうことで、皆さん自身の青い情熱に火を灯せることを願っている」と今回の出展に懸けた思いについて述べた。

引き続き、ブース内のプレスツアーが竹岡氏と同社技術開発本部の水谷保部長によって行われた。ブースには、ダカールラリー2022の参戦に向けて共同開発が重ねられてきた「OPEN COUNTRY M/T―R」を装着したラリーのレプリカ車両のほか、昨年5月に発売したSUV専用ホワイトレタータイヤとして高い人気を誇っている「OPEN COUNTRY A/T―EX」を装着した新型三菱アウトランダーなどを展示。このほか欧州市場で好評を得ているスポーツタイヤ「PROXES TR1」を新型トヨタGR86に装着して出展した。国内の市場ニーズにもマッチした製品であることから、今年の春ごろに国内展開が検討されている。RV車が一世を風靡(ふうび)した90年代においてTOYO TIRESのオフロードタイヤとして、RV車の足元を支えた「OPEN COUNTRY785」を復刻して参考出品。最近のSUVブームにあって、スタイルの一派として確実に成長しているレトロイメージのカスタム車に向けて、TOYO TIRESが新しいスタイルを提案する「TRANPATH mp7」などといった新製品もアピールした。

このほか、イベントとしてD1グランプリトークショー「D1GPの〝ここがすごい!〟」を実施。TOYO TIRESサポートのD1ドライバーによるファンから、全くD1を知らない来場者までもが幅広く楽しめる内容を盛り込んでブース内を沸かせた。スペシャルステージを設け、ヒロミの「オトナ遊び塾」を開講。タレントのヒロミさんに〝車遊び〟や〝車いじり〟の楽しさや、車から広がるさまざまな遊びについて紹介し、来場者を楽しませた。

さらには、TOYO TIRESアンバサダークロスオーバートークを企画。TOYO TIRESブランドのアンバサダーを務めるTeam TOYO TIRES DRIFT所属の川畑正人選手と、TEAM JAOS所属の能戸知徳選手によるトークステージが繰り広げられ、両ドライバーがタイヤの魅力や開発秘話を語った。

同社では「TOKYO AUTO SALON 2022」のTOYO TIRESブースと連動するスペシャルサイトを、同社ホームページ(https://www.toyotires.jp/TAS2022/)に開設している。