2022年2月25日

中部包装食品機械工業会
「2022中部パック」記者発表会

初めての企画など見どころ満載

中部包装食品機械工業会(生田涌希会長)は2月10日、4月20~23日に名古屋市港区のポートメッセなごやで開催する「2022中部パック」の記者発表会をウインクあいち(名古屋市中村区)とオンラインのハイブリッドで行った。同展示会は包装・食品・製パン製菓・物流機械、衛生・環境・検査機器、包装資材、食品材料などの総合展で、原料から加工製造、包装、流通、資源再利用まで、一堂に展示。今回のテーマは「『食×包×技術』~出会いの先に豊かな未来~」。展示規模は2号館(6576平方㍍)、3号館(1万3500平方㍍)。併催行事として、出品社による「SDGs」をテーマとしたプレゼンテーションセミナーや事務局主催による特別講演会が行われる。入場料は1000円。

初めに生田会長は「4月開催の中部パックに向けて最終の準備段階に入っている。今回は私が会長に就任して初めての展示会。また一昨年は新型コロナウイルス感染症のため、展示会中止という工業会が設立して以来、初めての出来事があった。現在もコロナ禍ではあるが、展示会場を利用するための感染症対策ガイドラインも定着し展示会場側、主催者、ご来場者様にもご協力を頂き、万全な形で開催する。

この中部地区は皆様もご存じの通り、メーカーの多い地域。中部経済産業局の調べからも景気傾向は緩やかな持ち直しが続くと見込まれ、引き続き国内で景気の良い地域との位置付けを維持するであろうと言われている。2022中部パックを開催するにあたって製造業が多いモノづくり発信の地である地域性を生かし、出品社様とご来場者様の出会いが今後のビジネスにつながっていくような展示会にしたいと思っている。展示会の良さはご来場の方々に実際に目で見て耳で聞いて体感して頂いてお困り事解決の一助になること。また出品社様にとっては最新の技術を発表できる場としてご活用頂けると思う。私ども主催者としては出品社様、また、ご来場者様に出して良かったとご満足頂けるようにバックアップしていきたいと考えている」とあいさつを述べた。

続いて2022中部パック実行委員会の吉田眞治実行委員長が「本展示会においては以前より毎回出品して頂き、今回も積極的に出品される従来の企業様だけでなく、このタイミングに初めて私どもの展示会に出展して頂く企業様もお見えになる。それぞれにこの先に見える活発な経済活動を見据えた上でのご判断をされ、積極的な商品PRを考えていらっしゃるのではないかと思っている。

新しく時代のトレンドが変わり、私どもの業界もこれまで以上に社会に貢献し、その期待にこたえられるよう取り組んでいかなければならない。これらの時代に合った食品などの生産、消費するにあたってどう考えていくべきか、その検討に値する原料から生産、流通、廃棄までの一連にかかわる設備や資材等が一堂に会して展示されるのが私どもの中部パックとなる。本展示会ポスターのサブタイトルにも記載されている通り、多岐にわたり時間をかけて見て頂ける展示会を目指している。環境がどのように変わっていっても直接的な出会いは大切だと考えている。その大切な出会いを提供するのが展示会。来場されるお客様にも実際に目で見て新しく必要な情報を得たいと考えていらっしゃると思う」と、展示会の開催意義を述べた。

また、吉田実行委員長は「今展では農林水産省や国が進める六次産業化推進についての応援ブースを設置した。商品の販路拡大また新商品開発の原料などに寄与して頂けるような人にやさしい、こだわりの食品などの展示となる。また六次産業化の推進にあたり、食品加工包装、食品パッケージの提案などの商談ができるよう出品社の方に各社ブースにて直接対応して頂くように、来場者に向けて案内板などで誘導できるようにする。そして、今回さらに初めての企画としてCFRPパビリオンブースも特設する。腐食に強く、高い強度と軽さを併せ持つ新素材の提案となる。さらにロボット、産業機器等の適用、展望に際して名古屋大学の石川隆司先生による特別講演会も実施する予定となっている。このような初の特別な見どころがある。来場者様にとって満足して頂けるように会期中にはいろいろなイベントを用意している」と述べた。

開催概要等については2022中部パック実行委員の村田博樹氏が説明。「集客向けのイベントとして毎回ご好評の特別講演会を企画している。時代に即し、今後のビジネスにおいて参考になるような講演会を準備している。あらゆる食品関連事業者の方々には非常に関心が高いテーマかと思う。いずれの講演も多くの来場者様にとってご興味を持って頂ける内容であり、今後の役に立ち、ビジネスのヒントになることを確信している。恒例の出展社様によるプレゼンテーションセミナーも予定しており、多くの新技術を情報発信して頂く。

今回はSNSの活用としてフェイスブック、ツイッター、ユーチューブを中部パックとして発信し、各SNSでも会期終了までの期間、出品社様の情報も含めてPRしていく」と結んだ。