2022年4月15日

2022年度入社式社長訓示
一員として変化と挑戦を常に期待

ゴム化学業界各社では、将来を担う新たな人材を新入社員として迎え入れ、4月1日に入社式を実施。式典では各社のトップによる訓示が述べられた。

ブリヂストン・東正浩グローバルCOO
グループの一員として、皆さんには使命である〝最高の品質で社会に貢献〟をしっかり胸に刻んでほしい。組織を支え、動かしているのは皆さん一人ひとりであり、社会人、ブリヂストングループの一員としての自覚を持ち、さまざまな成長の機会を自らつかみ取り、困難なことにも積極的に挑戦をして頂きたい。

横浜ゴム・山石昌孝社長
仕事をする上で重要な事柄として〝安全とコンプライアンス〟〝仕事に対する心構え〟を挙げている。日々の学び、経験がこうした力の基本になる。ビジネスの学びは収益を出していくことが目的で、自主的にアウトプットを出せるよう努力し、さまざまなものを吸収しながらアウトプットを高めていってもらいたい。

住友ゴム工業・山本悟社長
〝素直であること〟は社会人として大切な心のキーワードであり、誠実であることは強いベースとなる。だれの意見も素直に聞き、良いと感じたことは素直に取り入れていく。〝一歩前に踏み出す勇気を持つこと〟も大切で、〝自分を変える〟〝自分を変化させる〟ためには勇気がいるが、一歩踏み出す勇気を持って、積極的にチャレンジしてほしい。

TOYO TIRE・清水隆史社長
将来の見立てが難しい時代環境の下では、すべてを新しく大きく拡大するのではなく、自分たちのリソースをフル活用して持てる力を最大化し、〝質的な変革による成長〟を目指すことが大切と考えている。多種多様な能力の連携から新しい価値が生まれる。絶え間ない変革が求められており、研さんと挑戦、他との協調、連携を意識してほしい。

住友理工・清水和志社長
皆さんには前例にとらわれず、さまざまな視点で物事を進めて頂き、さまざまなことに挑戦し、やり抜いていってほしい。何かを達成することで成長が味わえ、次の成長につながる。2022年のスローガンである〝過去の概念にとらわれずに、変化に柔軟に対応する風土づくり〟の推進に向け、皆さんの若いエネルギーに期待している。

バンドー化学・植野富夫社長
私たちの会社は創業100年を超え、次の100年に向けた変局点にある。皆さんには変局点の主役として光輝き、当社の次の100年を照らし続けてくれるものと大いに期待している。新しい発想の下で柔軟に、常に高い目標に向かって心を燃やしながらチャレンジする挑戦者として、日々その心を鍛え続けていってほしい。

ニッタ・石切山靖順社長
急激に変化していく社会に対応していくためには、常に新しい知識を学び新たにチャレンジしていかなければならない。過去の常識や今までのやり方は通用せず、新たな価値を生み出すためには、臨機応変に皆が考えて行動する姿勢が求められている。そうした考えの下、皆さんには目指す姿の実現に向けて大きく成長していってほしい。

三ツ星ベルト・池田浩社長
社会構造は創造を超えるスピードで変化しており、こういった社会で持続可能な会社として生き残るためには、変化の速度に遅れをとらずに会社も日々変わっていかなければならない。過去の成功体験にとらわれず、大きな変革をやり遂げるためには皆さんの新しい感性や発想、そして新しい風を吹き込んでもらう必要があり、皆さんの今後の活躍に期待している。

日本触媒・五嶋祐治朗社長
入社3年目までは必死に学び、好奇心という心の目を養い、考える地頭を鍛え上げ、仲間とともにチャレンジできる人間力・コミュニケーション力を自ら育むことを心掛けてほしい。そして、自分自身のために具体的目標を定めて努力する。将来、当社を背負って立つ伸び代の大きな人材として、今後の成長と活躍に大いに期待している。

クラレ・川原仁社長
世界の潮流として企業の社会的責任や、社会貢献への姿勢が問われているが、当社には長きにわたってそれを体現してきた歴史がある。言葉やスローガンだけでなく、実績として積み上げてきたことが当社の真の強みとなっている。皆さんとは、クラレグループの一員として、ともにこの企業資産を引き継ぎ、ますます発展させるという目標に向かって一緒に考え、協力して進んでいきたい。

東レ・日覺昭廣社長
当社は〝グローバルに事業展開する企業グループ〟であり、長期的視点でその国の社会発展、産業振興、技術水準向上などへの寄与を海外展開の基本方針としてきた。〝東レ流の経営〟を〝東レ理念〟として体系化し、社会的責任を自覚して社会貢献を果たしてきたが、歴史の中で誇りを持って築き上げてきたもので、社員となる皆さんにも東レ理念を理解して身に付けて頂きたい。

積水化学工業・加藤敬太社長
当社グループは、ESG経営を中心に据え、長期ビジョンを掲げて全社一丸となって取り組んでいる。社会課題の解決に貢献する商品を世の中に送り出すことによって成長を遂げてきたが、製品や社会的課題解決力は一段と強く求められている。仕事そのものがESG経営と考えており、皆さんにもこうした会社の一員であるという誇りを持って、これからの社会人としての人生を送ってほしい。

日精樹脂工業・依田穂積社長
現在の問題として取り上げられている環境対応を、新たな経営理念の解釈として〝真に豊かで地球規模で安心できる社会の実現〟へと、変容させていかなければならない局面にいることを十分に理解しておいてほしい。われわれを取り巻くすべての人々の幸せを念頭に置き、将来世代の皆さんとともに、新たなミッションの達成に向けて取り組んでいきたい。

ユーシン精機・小谷高代社長
世界が日々大きく変化する中、当社は立ち止まることなく、お客様にご満足頂き、社会に貢献する良いロボットと装置を提供し続けていきたいと考えている。柔軟な思考と行動力で、どのような環境下でも自らの力を最大限発揮し、社会に貢献できる力強い人材になることを期待している。

アシックス・廣田康人社長
当社グループでは、創業哲学〝健全な身体に健全な精神があれかし〟の下、〝誰もが一生涯、運動・スポーツを通じて心も体も満たされるライフスタイルを創造する〟ことを目標に掲げている。平和でスポーツを楽しめる環境を希求するとともに、皆さん一人ひとりがアシックスグループとして何ができるか考え、実現していってほしい。