2022年4月15日

三井化学
2つのブランド立ち上げ

バイオマスとリサイクル

三井化学(橋本修社長)は、カーボンニュートラル、サーキュラーエコノミー社会の実現に向け、バリューチェーンを通してグループ横断的なソリューション提案を進めるべく、「素材の素材まで考える」/「世界を素(もと)から変えていく」をキーメッセージに、「BePLAYER(ビープレイヤー)」と「RePLAYER(リプレイヤー)」の2つの新ブランドを立ち上げる。対となる2つのソリューションブランドを両輪で進めていくことで、サステナブルを超えたリジェネラティブな社会の実現を目指す。リジェネラティブというワードには、現状を維持するのではなく、積極的に多くの物理的システムを改善することによって、より良い状態に再生していきたいという同社の意思が込められている。

ブランドパーパスは「素材の素材から世界を刷新し、リジェネラティブなライフスタイルを実現する」で、BePLAYERは温暖化問題の解決のために、社会のバイオマス化を進める取り組みを包括する。入口のバイオマス原料の割合を、認証済みの手法で出口の製品に割り当てるマスバランス方式(物質収支方式)によるバイオマス製品、石油由来の原料と分離して保管・管理されたバイオマス原料を使用した、バイオマス製品のサプライチェーン管理を行うセグリゲーション方式(分離方式)によるバイオマス製品、その他カーボンニュートラルに貢献する製品・技術の展開を進め、社会のGHG排出量削減に大きく貢献していく。RePLAYERは廃プラ等の廃棄物を資源ととらえ、再利用していく取り組み。マテリアルリサイクル、ケミカルリサイクルといった垣根を超えた連携等の取り組みを進め、新素材・リサイクルシステム・バリューチェーンの開発を通じて、循環経済の輪を大きく、太くしていく。

BePLAYERとRePLAYERは、バリューチェーンでの協働・共創を推進し、人々のライフスタイルを自然とリジェネラティブ(再生的)に変えていき、より良い未来の姿で次世代にバトンタッチするために活動を続けていく。