十川ゴム
健康経営優良法人

十川ゴム（十川利男社長）は、同社の日ごろの従業員に対する健康への取り組みが評価され、昨年、一昨年に続いて３年連続で「健康経営優良法人２０２３」（大規模法人部門）に認定された。

取得理由は、十川社長が常日ごろより話をしている「当社社是の精神に基づき、健康は幸せの条件の一つ」という考えの下、従業員の健康保持増進策を推進。その指針として「健康経営優良法人」の継続した取得を目指している。同社ではコロナ対応として、２０２１年度より導入した「ワクチン接種特別休暇」を２２年度も継続して実施。さらに「健康イベント」として、アプリを利用した全社での「ウォーキングイベント」や、ウェブでの健康セミナーを実施した。その他、工場では「血管年齢」や推定野菜摂取量が計測できる「ベジチェック」、本社・営業店ではオンラインヨガを実施し、多くの従業員が参加した。管理職・監督職に対しては毎年、産業医によるメンタルヘルス教育を行っている。

同社では、これからも従業員の安心と安全、健康確保が企業経営の基盤であると考え、心身ともに健康で安心して働くことができる職場づくりを推進していく。

健康経営優良法人制度は、経済産業省と日本健康会議が共同で実施している制度で、健康長寿社会の実現に向けた取り組みの１つとして、従業員などの健康管理を経営的な視点で考え、健康の保持・増進につながる施策を戦略的に実践する「健康経営」に対する呼び掛けを実施、経済産業省が進めるヘルスケア産業政策の一つとして位置付けられている。特に優良な健康経営を実践している企業などを評価し、認定する制度であり、本年もそうした条件を満たした企業に対して健康経営優良法人２０２３の認定企業としての認証が与えられた。

同制度では、認定企業に対して健康経営に対する成長義務を設けており、複数年継続認定に向けては、前年認定時を上回る健康の保持・増進に向けた企業の取り組み内容を評価。同社における３年連続の認証取得は、年を追って健康経営の内容の充実度が上がっている状況を示している。