2023年6月5日

アシックス
「ゲルカヤノ」最新モデル

安定性を再解釈した新機能搭載

アシックス(廣田康人社長CEO兼COO)は、同社を代表する高機能ランニングシューズ「GEL―KAYANO(ゲルカヤノ)」シリーズから、走り始めから終わりまでの疲労によるランニングフォームの変化に注目し、安定性と快適性を両立させた最新モデル「GEL―KAYANO(ゲルカヤノ)30」4品番(男性用、女性用ともに2品番)を、7月27日からアシックスオンラインストアで先行発売し、8月10日からアシックス直営店各店、全国のスポーツ用品店などで順次発売する。メーカー希望小売価格はすべて1万9800円。

同シリーズは、1993年から展開されている同社を代表する長距離ランニング用の高機能モデル。今作はシリーズ誕生30周年を機に、安定性を再解釈した新たな機能を設けるとともに、足当たりが柔らかくなめらかなライド感が得られるなど、優れた快適性も追求されている。

ランナーは走行距離が長くなり、疲労が蓄積すると走り始めよりもフォームが前傾姿勢になり、足裏を地面に対しフラットに着地させる傾向が強くなる。そのため、着地からミッドスタンス(重心が足の前側へ移行するタイミング)にかけてプロネーション(回内)する傾向が強くなり、けがのリスクも高くなっていく。そこで今作は足を固定して動きを制限するのではなく、長時間の走行によるランニングフォームの変化に適応した「4D GUIDANCE SYSTEM(フォーディガイダンスシステム)」を新たに採用し、安定性と快適性を両立させている。4D GUIDANCE SYSTEMは、走行距離とともに変化するランナーの動きを研究し、開発された複合的な機能構造。かかと部外側に適切な傾斜をつけ、ヒールコンタクト(かかとからの接地)をよりスムーズにする。加えて、ミッドソールを内側のかかと部から中部にかけて広がりをもたせた立体形状とすることで走行時の過度な倒れ込みを抑制し、アーチ部に横に張り出すように柔らかなフォームパーツを配置することで、疲労時に必要となる中部の安定性に加え、快適な履き心地が得られるようになっている。さらに、靴底の接地面積を広げることで、安定した足運びをサポートする。

アシックススポーツ工学研究所が実施した走行テストでは、GEL―KAYANO30は快適性において高い評価を獲得。被験者からは「最初に履いたときよりも長時間走った後の方がより快適である」という声が多く聞かれた。

ミッドソールは、全体を前作より約4㍉厚くしながら、環境に配慮したクッションフォーム材「FF BLAST PLUS ECO(エフエフブラストプラスエコ)」を採用し、軽量で柔らかなクッション性を実現した。クッションフォーム材の約24%に植物由来の素材を使用。かかと部には足にかかる負担を軽減する衝撃緩衝機能「PureGEL(ピュアゲル)」テクノロジーを内蔵。前作に搭載されていたタイプと比較し、PureGELは約65%柔らかく、約10%の軽量化を実現している。靴底は後部に同社従来ラバーと比較し、約3倍の耐摩耗性を持つ素材を使用し、前部にも軽量で耐摩耗性に優れた素材が配されている。アッパーは足当たりの良いニット素材を採用し、部位によって密度を変えることで必要箇所を補強しながら、通気性にも優れた仕様となっている。

また今作はユーザーテスト(性能評価とユーザーの感覚的な着用テスト)、サイエンス(フィジカルと感性の両面からアスリートを支える科学的研究)、イノベーション(長期にわたる製品考察、継続的な改善プロセスの構築)、サステナビリティ(資源効率の向上やCO2排出量削減、持続可能なプロセスの構築)の4つの構成要素からなる同社独自の設計思想「ASICS DESIGN(アシックスデザイン)」に従い、アシックスが定めた身体と心の両方にとって優れた構造設計を目指した。

GEL―KAYANO30では、製品ライフサイクル(材料調達・製造・輸送・使用・廃棄)で排出される温室効果ガス排出量(カーボンフットプリント)を、アシックスとして初めて表示を行う。これは、製品の環境負荷を透明性をもって開示するもので、同社が掲げる2050年までに事業における「温室効果ガス排出量実質ゼロ」の実現に向けた取り組みの一環。今後も、温室効果ガス排出量の表示を順次行っていく予定。