2023年6月5日

ニッタ
BSC除染サービス開始

「ヴイパス」用いて

ニッタ(石切山靖順社長)は、蒸気化過酢酸除染装置「VPASS(ヴイパス)」を用いたBSC(バイオセーフティキャビネット)の除染サービスを開始した。

無菌製造・操作環境の一つであるBSCでは、使用後のバイオハザード対策として、あるいは使用前の倉庫の清浄化・無菌化処理として主にホルムアルデヒドガスを用いた庫内のバイオ除染が専門業者によってこれまで行われてきたが、当該ガスの人体への危険性などから代替手段が求められている。

そこで同社は作業者の安全性が高く、ほかの代替手段と比べて簡便で迅速なバイオ除染が可能な蒸気化過酢酸(VPA)を用いたBSC庫内の新たな除染技術と、同技術を活用したVPASSを開発し、これらを用いたBSCの除染サービス事業を4月から市場での展開を開始した。窓口は総合衛生管理企業およびBSCメンテナンス企業経由で、内容は現地での除染装置の設置指導、除染作業の実施、除染報告書の提出など。

VPASS(Vaporized Peracetic Acid Sterilization System・蒸気化過酢酸殺菌システム)の特長は①JIS規格準拠=JIS K3800:2021バイオハザード対策用クラスⅡキャビネット、附属書B 除染および除染方法の評価 B・2除染方法の評価②除染強度=指標菌(G.stearothermophilus)が6log以上減少③迅速性=簡易養生でバイオ除染可能。準備から片付けが約半日で実施可能④低濃度の蒸気化過酢酸による他のバイオ除染方法と比べ安全な除染⑤バイオ除染後の細胞影響は極めて少ないことが示唆されている(第22回日本再生医療学会総会演題番号P―16―6)――が挙げられる。