2023年11月30日

ホッティーポリマー
3Dプリンターの拠点開設

慶大中央試験所内に

ホッティーポリマー(堀田秀敏社長)は10月、横浜市港北区に所在する慶應義塾大学理工学部中央試験所(矢上キャンパス)と、地域産学官共同研究拠点整備事業に関する契約を締結し、同所内に「ホッティーポリマー3Dプリンターオープンラボ」を新たに開設した。

近年一つの製造方法として注目を集めている3Dプリンターを同センターに設置し、産学官連携によってさらなる技術開発を図るべく、方式の異なる①LCD光造形方式3Dプリンター「SmaPri Sonic 4K LL」(造形サイズ・W200×D125×H200㍉㍍、対応材料・主にアクリル系樹脂、XY解像度50μ㍍)②MEX(FDM)方式3Dプリンター「RAISE3D Pro3 Plus」(造形サイズ・W255×D300×H605㍉、対応材料・ABS、PLA、TPE60A等、積層ピッチ・0・01~0・65㍉㍍、最大ノズル温度・300度)③MEX(FDM)方式3Dプリンター「FUNMAT HT Enhanced」(造形サイズ・W260×D260×H260㍉㍍、対応材料・PEEK、PPS、PEI、ABS、PLA等、積層ピッチ・0・05~0・3㍉㍍、最大ノズル温度・450度)の3Dプリンターを設置。来年1月には、LAM方式シリコーンゴム専用3Dプリンター「SILICOM(デスクトップタイプ)」(造形サイズ・W140×D140×H50㍉㍍、対応材料・シリコーンゴム、硬度・25、30、40(JISA)、積層ピッチ・0・1㍉㍍~)の設置も予定されている。

中央試験所は産学官連携拠点の一つと認識されており、学内だけでなく近隣の企業も幅広く3Dプリンターを活用することが可能となっている。

同社は、同ラボでのオープンイノベーションを通じて、新たな価値の創出や製品・サービスの創出および産業界への貢献を行っていく。