2024年1月20日

TOYO TIRE
サステナブル素材使用比率90%のコンセプトタイヤ開発

過去最高を飛躍的に上回る

TOYO TIRE(清水隆史社長)は、使用原材料の90%にサステナブル素材を用いたコンセプトタイヤを開発した。同社製におけるサステナブル素材を使用して開発したタイヤの過去最高の使用比率は50%で、今回の製品は、これを飛躍的にしのぐ開発内容となる。今回のタイヤは、1月12~14日にかけて千葉県千葉市の幕張メッセで開催された「東京オートサロン2024」に参考出品された。サイドデザインには〝サステナブル〟と、〝エレクトリック〟をモチーフとして採り入れられている。

サステナブル素材は、天然由来などの再生が可能な「リニューアブル素材」、既に何らかのかたちで使用したものを再利用した「リサイクル素材」に大別。今回のコンセプトタイヤには、リニューアブル素材としてバイオマス由来ブタジエンゴム、バイオマス由来スチレンブタジエンゴム、籾殻(もみがら)灰シリカ、植物由来オイル、バイオ由来ポリエステル繊維などを全体の約60%の割合で使用しており、リサイクル素材としては富山大学との共同開発で成功したCO2由来のブタジエンゴムをはじめ、再生カーボンブラック、再生ビードワイヤー、再生スチールコードなどを全体の約30%において使用している。

TOYO TIREでは、製品におけるサステナブル素材の使用比率を2030年の時点で40%、2050年には100%を実現するという目標を掲出。今回のコンセプトタイヤはその布石となる開発品となる。タイヤ自体の特長としては、タイヤのライフサイクル全体における温室効果ガスの排出量低減や、EVの航続距離向上に大きく寄与する〝転がり抵抗係数〟を極小化、タイヤラベリング制度で転がり抵抗値のレベル最上位である「AAA」相当を実現している。今後同社では、実用化に向けたさらなる技術革新を推進、持続可能なモビリティ社会の実現に貢献する製品の早期開発、市場供給に努めていく。