2024年3月20日

TOYO TIRE
同志社大学と包括的連携協定

協働して研究開発、人材育成推進

TOYO TIRE(清水隆史社長)と、同志社大学(所在地・京都府京都市、植木朝子学長)は両者が協働して研究開発、人材育成を推進することで連携して社会への貢献を果たし、両者の相互発展を目指す包括的連携協力に取り組んでいくことに合意し、3月8日に協定を締結した。同協定に基づき、同志社大学ならびにTOYO TIREは、双方が持つ固有の付加価値の高いリソースを相互に提供、融通し合うことによって社会に貢献できる人物の育成、有益な技術の具現化推進により、一段と豊かな社会の実現を進めていく。

両者は今後、主軸となる①新たな共同研究の創出と実施②技術相談対応を含めた同志社大学からTOYO TIREへの学術指導③同志社大学における各種制度を活用した同志社大学在学生、TOYO TIRE社員に対する教育④キャリア形成支援の4つの取り組みを「同志社大学―TOYO TIRE連携プロジェクト」と総称し、取り組んでいく。①では両者は、異なる個々の研究テーマに対して複層的な共同研究を進め、産学の相互発展につながる強固な関係を築き、タイヤに応用できる技術の社会実装を加速させていく。②においては両者で創出、実施していく共同研究のほか、同志社大学が保有する豊富なアカデミアのリソースに対し、TOYO TIREより自社の専門外分野へ弾力的にアクセスできる環境を整える。学術相談に対して、同志社大学より専門性の高い多彩な知見がタイムリーに提供されることによってTOYO TIREは複合的かつ多面的に課題解決を図り、研究期間短縮と最終的な技術の具現化を進めていく。③では同志社大学は、研究科での専門的な知識の涵養に加え、汎用性と応用力を備えた基礎能力、高度なリテラシーを身につけるための大学院共通教育プログラム「GRM(グローバル・リソース・マネジメント)コース」、AIやデータサイエンスの技術や知識を活用してイノベーションを生み出す人材を育成する「Comm5・0―AI・データサイエンス副専攻プログラム」、ビジネス研究科と理工学研究科が連携して展開する技術を経営に生かし、企業のイノベーションを促進する優れた人材を養成するために開設された高度で実践的な教育研究を行う技術経営コース「MOT(マネジメント・オブ・テクノロジー)」といった研究科横断的な特長ある独自の教育プログラムを在学生向けに設置している。TOYO TIREは同志社大学からこれらの学習機会の提供を受け、リカレント教育の場として将来人材の育成に積極活用する。同志社大学は、大学院生が企業人とともに学びを深めることで、大学院生のキャリアプランの策定や多角的な視野を持った人物の育成に活用。両者の知見を持ち寄り、産学連携で企業エンジニアの育成に取り組む。④についてはTOYO TIREは、同志社大学キャリアセンターと連携し、同志社大学の学生向けに実業の立場からキャリア支援を行う。インターンシップや各種セミナー等のキャリア支援プログラムの開催、OB/OGを含むTOYO TIRE社員との交流などを通じて、学生と社会との接続機会を積極的に創出し、主体的に将来を選択する能力の育成や就業意識の形成に寄与する。

なお、協定期間(本年4月から5年間)において、同プロジェクトを推進していく資金としてTOYO TIREが1億円規模の拠出を予定している。