2024年4月15日

三ツ星ベルト
四国工場第5棟竣工

環境負荷低減にも配慮

三ツ星ベルト(池田浩社長)は、グローバルな拡販活動を積極的に展開しており、生産体制の見直しならびに再構築を進めているが、このほど四国工場(香川県さぬき市)において新たに第5棟、ボイラー棟およびLNGサテライトが竣工した。第5棟では伝動ベルトの生産能力を増強し、顧客への納入体制を整備することにより、今後の事業拡大を推し進めていく。

また同工場では、従来から井水が使用されていたが、新棟ではチラー、クーリングタワーを導入して水循環式のシステムを採用し、水資源保全の取り組みにも努めている。

ボイラー棟、LNGサテライトの新設により、熱源となるボイラーの燃料を重油からLNGガスへ切り替えることで、CO2排出量の少ないエネルギーへの転換を実現し、環境負荷の低減に貢献していく。

LNGサテライトでは、重油からLNGガスへ切り替えることにより、年間でCO2排出量を約1250t―CO2削減する(現状、カーボンニュートラルLNGを50%使用する計画。CO2排出量を年間で約2500t―CO2削減)。

同社四国工場では、環境保全の取り組みとして再エネ電力や太陽光発電システムの導入なども積極的に推進されており、2023年度(推計)においては、CO2排出量が13年度比で61%削減される見通し。

【第5棟概要】
▽建物=鉄骨造2階建
▽建築面積=1289㎡
▽延床面積=2486㎡
▽生産品目=伝動ベルト

【ボイラー棟概要】
▽建物=鉄骨造2階建
▽建築面積=182㎡
▽延床面積=301㎡