2024年4月30日

令和6年春の叙勲・褒章
住友理工、出光興産

住友理工

成瀬哲夫名誉顧問 「旭日中綬章」を受章

住友理工の成瀬哲夫名誉顧問が、令和6年春の叙勲において日本の産業振興に貢献した功労として「旭日中綬章」を受章した。

【成瀬名誉顧問のコメント】
この度の令和6年春の叙勲で、「旭日中綬章」という身に余る栄誉を賜り、大変光栄に存じております。今回の受章は、これまでお世話になった多くの方々のご協力、ご鞭撻の賜物であり、特に、ともに地域経済の振興に尽力してきた小牧商工会議所ならびに事業の発展に取り組んできた住友理工グループ関係者の支援のお陰と深く感謝致しております。従いまして、この度の受章は私個人の栄誉ではなく、皆様を代表しての栄誉と心得ております。この受章を励みに、さらなる社会の発展に向け微力ながら貢献していく所存です。

成瀬名誉顧問は1945年1月12日生まれの79歳。68年3月新潟大学工学部卒業後、同年4月東海ゴム工業(現住友理工)入社、96年6月防振技術本部長、98年6月自動車技術統括本部長、00年6月常務取締役、04年6月副社長、05年6月代表取締役社長に就任、09年6月に代表取締役会長、14年6月特別顧問、16年6月顧問、21年7月からは名誉顧問、現在に至る。

関係団体に関する経歴は07年11月小牧商工会議所副会頭、10年11月小牧商工会議所会頭、19年11月より小牧商工会議所の名誉会頭を務めている。

出光興産

舟橋氏が「紫綬褒章」 青色有機EL発光素子開発

出光興産(木藤俊一社長)社員の舟橋正和氏が、令和6年春の褒章「紫綬褒章」を受章した。紫綬褒章は、科学技術分野における発明・発見や、学術およびスポーツ・芸術文化分野における優れた業績を挙げた個人に授与される。今回の受章は、高効率かつ長寿命の青色発光技術の発明によって有機EL発光において実用レベルでの三原色発光が可能となり、近年の有機ELフルカラーディスプレイを搭載した高機能機器の実用化に大きく貢献したことが評価された。

【舟橋氏のコメント】
近年拡大している有機ELディスプレイ市場の発展に、本発明により貢献することができ、大変光栄です。栄誉ある紫綬褒章を受章した本発明は、受章者である私以外にも、当社の有機EL材料研究の先駆者である細川地潮(故人)、松浦正英、福岡賢一をはじめ多くの当社社員がかかわっており、技術開発の総力を評価頂いたものと考えています。今後も材料メーカーとして、現状の課題に挑戦し続け、有機ELディスプレイがさらに世界に広がることに貢献すべく、有用な材料開発を進めていきます。