横浜ゴム
三島工場の生産能力増強

横浜ゴム（清宮眞二社長）は、三島工場（静岡県三島市）の１８㌅以上のサイズのモータースポーツタイヤ生産ラインを拡張することを発表した。投資額は約３８億円で、生産能力を現状比１３５％まで引き上げる。拡張を行う生産ラインは２０２４年第３四半期に着工し、２６年末から生産を開始、２７年第３四半期からのフル稼働を計画している。

横浜ゴムは国内外のモータースポーツ市場において高性能タイヤ「ＡＤＶＡＮ（アドバン）」の拡販を進めており、その高い市場評価を背景に、増加する受注に対して慢性的に供給が不足、また今後さらなる需要増加も期待されることから今回の拡張を決定した。拡張によってモータースポーツ市場で高い評価を得ている「ＡＤＶＡＮ　Ａ０５２（アドバン・エイ・ゼロゴーニ）」などの販売拡大を予定している。

同社では２４～２６年度までの新中期経営計画「ＹＸ２０２６」のタイヤ消費財戦略で高付加価値品比率の最大化を掲げ、１８㌅以上のタイヤの拡販等に取り組んでいる。