ブリジストンタイヤ
「ブリザックＶＲＸ２」優れた性能を顧客に提案

「ＶＲＸ２」を体験された多くのお客様の声が各地から届いており、それを商品カタログで紹介している。凍結路面やカーブでの“ヒヤリとする場面”、“雪のない普段の道”、首都圏での“突然の大雪”など、さまざまなシチュエーシュンでの「ＶＲＸ２」の良さをお客様の声で簡潔に分かりやすく伝えている。

一方、販売店スタッフにおいても、スタッフ自身が体感したことを、性能面を中心に訴求ポイントを理解し、お客様にご提案できていることが、より円滑な商談につながっているようだ。自らの体験で実証を得たことで自信を持っておすすめできており、販売店スタッフの説得力に満ちた説明も、お客様に「ＶＲＸ２」を選んで頂ける大きなポイントになっている。

北海道や東北、北陸地方では、降雪や道路の凍結は冬場の日常では珍しくない現象であり、お客様も販売店も冬用タイヤを熟知していることから、良いものを適切に選んで購入
して頂いている。一方、非降雪地においても、雪が降らない都市部で突然の大雪に見舞われるなど、近年の異常気象によってユーザーのスタッドレスタイヤへの関心は高まりを見せている。
商品カタログでは、冬季におけるスタッドレスタイヤの必要性も紹介しており、冬道に潜む危険について具体的に伝え、まずは冬タイヤを保有して頂くことが大事だと訴えながら、さらなる安全啓発に努めている。

ここ数年、あまり雪の降らない都市部でも氷点下で路面が凍結しやすい日が急増しており、気象庁の12月―２月のデータでは東京都練馬区で前シーズン１・６倍の44日（２０１７～18シーズン）、大阪府枚方市でも同じく１・８倍の46日（同）となり、ほかにも愛知県（名古屋市）、福岡県（久留米市）においても氷点下の日数が増えつつある。
また、降雪時には雪が降った当日だけではなく、翌日以降はとけた雪が氷や水となり、滑りやすい状況がしばらく続く恐れがある。北の地域ではブレーキングで少しでも手前で止まることが最も重要視されるが、非降雪地においてもその点は同じであり、性能面で優れたものを選ばないと万一の時にしっかりと停止することができないとお客様には説明している。

雪道に慣れているドライバーの場合、ある程度の性能が確保されているタイヤであれば使いこなせるかもしれないが、非降雪地のお客様にも、予期せぬ事態を念頭に確かな安全性と性能が備わったタイヤを装着して頂きたい。
「ＶＲＸ２」の優れた総合性能については、どの地域のどういったお客様に対しても、自信を持って提案することができる。

ブリザック史上、最高性能を誇る「ＶＲＸ２」では、前モデルの「ＶＲＸ」と比べて氷上ブレーキ性能は10％、摩耗ライフ性能は22％、静粛性能は31％向上させている。

商品カタログではその性能の三本柱を、アイコンで表記することで、視覚的にも訴求力を高めた。冬道の安全走行に最も重要な氷上性能については、直線道路での制動距離の短縮とともに、カーブにおけるコーナリング性能も向上している。

タイヤが滑る要因である氷路面の上にある水膜を取り除く当社独自技術「発泡ゴム」も先代「ＶＲＸ」よりさらに進化を遂げており、この「アクティブ発泡ゴム２」がトレッドゴムの柔らかさを保ってしっかりと接地、氷路面で粘りを発揮して優れたグリップ力を発揮する。水膜除去力と柔軟性はゴム内の気泡と水路で発現させており、すり減ってもタイヤ表面に新しい気泡と水路が現れ、効きが長持ちする。

また、摩耗の原因となるタイヤと路面の滑りを低減させるため、ブロック剛性を高めてパタンの変形を抑制し、ロングライフ性能もアップさせた。ほかにもパタンの工夫や、「アクティブ発泡ゴム２」の気泡と水路が持つ吸音機能を生かし、静粛性も大幅に改善している。
ドライ路面の走行音は格段に静かになり、快適な車内空間の実現に貢献できる。

当社では15年から「ちゃんと買い（タイヤを買う時は車の性能を十分引き出すため新車装着タイヤの性能を基準に選ぶ）」を提唱してきたが、今年からはお客様それぞれのライフスタイルやドライビングスタイルを視野に入れ、「１００人のちゃんと買い。」というメッセージを掲げて提案活動を進めている。

冬タイヤにおいても、北日本、首都圏、西日本では路面状況が大きく異なるため、“冬道でこそタイヤをちゃんと選んでほしい”という思いを込め、一人ひとりの理由に合ったタイヤを提案する活動を展開している。冬場はさまざまな路面状況の変化が起こり、各自の生活スタイル、運転スタイルも多様なので、お客様にもっと安心して走ってもらうために、今一度冬のカーライフに思いを巡らして頂き、“冬もちゃんと買い”につなげていく取り組みに力を入れている。