2019年10月25日

中部工業用ゴム製品卸商業組合
創立40周年記念式典を開催

100人超える参加者
40年の長い歴史に敬意示す

中部工業用ゴム製品卸商業組合(加藤巳千彦理事長)は今年で組合創立40周年を迎えたことから、10月16日、愛知県名古屋市の名古屋マリオットアソシアホテルで「創立40周年記念式典」を開催した。当日は組合員・賛助会員をはじめ中部経済産業局、愛知県中小企業団体中央会、業界関連団体からの来賓など100人を超える関係者が出席。同組合の大きな節目を参列者は盛大に祝いあった。

3部構成で進行した記念の催しは、まず「記念講演会」からスタート。講師を務めたタナベ経営の大川雅弘常務は「永続発展を実現するビジネスモデル改革~卸売業の今後のビジネスチャンスとは~」をテーマに持論を展開し、企業の将来像確立に向けたビジネスモデル改革の手法や、戦略的機能組織の構築のポイントなど、昨今の激変する市場環境において、卸売業が勝ち組となるために打つべき手を詳しく解説した。

引き続き、会場を移して記念式典を挙行。会場入り口では加藤理事長をはじめ、加藤龍雄副理事長、大野裕副理事長、式典実行委員長を務めた川島健一理事相談役が参会者を一人ひとり丁寧に迎え入れ、中部フィルハーモニー交響楽団の生演奏に包まれながら、参加者はそれぞれの指定席へと着席した。

冒頭、組合物故者に黙祷が捧げられ、その後、主催者を代表してあいさつに立った加藤理事長は「当組合は昭和30年9月に中部ゴムベルト商業会として発足し、昭和44年5月に中部ゴムホース商業会と合併(中部工業用ゴム製品商業会)。
その後、昭和54年10月に法的団体として現在の中部工業用ゴム製品卸商業組合が誕生し、同年12月の認可・登記を経て、本日の創立40周年を迎えた」とこれまでの歴史を振り返り、「当組合は先達が苦労を重ねて築き上げてきた40年にわたる実績を基盤に、今後もさまざまな活動を通して組合員の事業の発展に貢献するため、時代の変化に適応した組合活動に取り組んでいきたい」と将来を見据えた思いを語った。

来賓を代表して経済産業省中部経済産業局と愛知県中小企業団体中央会から祝辞が述べられた後は、愛知県中小企業団体中央会より感謝状が加藤理事長に贈られた。

引き続き同会場で祝賀会を開催。来賓を代表して祝辞を述べた中部ゴム工業会の西村義明会長は「われわれメーカーの製品を多岐にわたる分野で取り扱って頂いている中部工業用ゴム製品卸商業組合様には日ごろから本当に感謝している。世界的に事業を取り巻く環境は厳しさを増しているが、商業者のみなさんと力を合せてこの局面を乗り越えていきたい」と商工一体となった事業展開を強調。

また、乾杯の発声を行った日本ゴム工業会・池田育嗣会長は「ひと言で40年といっても、一人ひとりの組合員の歴史の積み重ねが、組合という組織の屋台骨を支え、形づくってきたと思う。組合員の皆さまの努力の成果にあらためて敬意を表したい。日本のゴム産業の今後の発展に向けては、われわれメーカーは時世が求める新たな技術やイノベーションに鋭意取り組んでいく。しかしながら、そのような製品をお客様につなげて頂ける商業者の皆さまの協力がなければゴム産業の発展はあり得ない」と組合員のいっそうの活躍に期待を寄せた。

パーティでは、余興の女性ポップスコーラスグループの歌声が祝賀ムードに華を添え、宴もたけなわで手締めを行った加藤龍雄副理事長は盛大に三本で締めた。