2020年2月5日

ブリヂストンスポーツ
ニュー「ツアーB X」「同S」

ニュー「ツアーB X」「同XS」

ブリヂストンスポーツ(望月基社長)は1月22日、東京都港区のブリヂストングローバル研修センターにおいて「ブリヂストン新ツアーB X/XS説明会」を開催し、世界のトッププロの高い要求性能にこたえるゴルフボール「ブリヂストンゴルフツアーB X」「同XS」を発表した。新発想の〝スピードコントロール・テクノロジー〟により、ショットの状況に応じてボール初速をコントロールする新しい技術によって開発されたモデルで、当日は米国のタイガー・ウッズ選手が行ったテストの状況説明が行われたほか、国内の契約プロ選手6人によるトークショーも繰り広げられ、新製品に対する期待感を盛り上げた。

会場では、望月社長が檀上に上がり「当社グループにとって、ゴルフボールは歴史的にタイヤに次ぐ位置付けにある商品となっている。いずれも高分子材料の技術の粋を極めるという点で共通しており、ブリヂストンの企業姿勢を示す象徴的な存在といっても過言ではない。タイヤだけではなく、ゴルフボールでも〝接点を極める〟ことで顧客満足が得られる商品づくりやサービスを提供ができると考えている。新モデルは、従来の2倍に当たる170種類のサンプルを製作し、テストを重ねて開発にこぎつけた。ウッズ選手は、ゴルフにおいて最も重要な要素はボールであると公言しており、そのウッズ選手に認められた商品に仕上がったことで自信を持って市場に送り出せる」と今後の期待のほどを述べた。ウッズ選手は、開発の初期段階からテストに参画しており、ウッズ選手自らも一刻も早い使用を希望するなど理想的な性能を引き出すことに成功した。

引き続き、同社ボール商品開発部の古山大樹部長が、新モデルおよびウッズ選手によるテスト状況の説明を実施。新商品では、ショットの状況に応じてボール初速をコントロールする新しい技術であるスピードコントロール・テクノロジーを採用することで、ドライバーショットなどのインパクトでボールの変形が大きい状況では、高反発に設計されたボール内部の〝大径ハイドロコア〟と〝ハイスピード・インナーカバー〟の相乗効果により、〝高初速×低スピン〟の両立を実現、高い飛距離性能を追求した。アプローチショットの状況では、操作性を高めるために衝撃吸収材を配合した次世代の〝リアクティブウレタンカバー(特許出願中)〟が、ショット時のボール初速を抑えることで〝低初速×高スピン〟を実現し、高いコントロール性能を獲得した。それにより〝飛距離〟と〝コントロール性能〟を一段と高次元バランスへと進化させた。

ディンプルには新開発の〝シームレス330デュアルディンプル〟を採用しており、ディンプルの表面占有率のアップによって空力を改善し、飛距離と安定性を追求している。

ラインアップは、風に強い飛びを実現したブリヂストンゴルフツアーB Xと、スピンとソフトフィールの同XSの2種類で、2月21日から発売する。価格はオープン価格。

商品説明の後、同社契約プロである宮本勝昌、宮里優作、堀川未来夢、渡邉彩香、吉田優利、稲見萌寧の6選手が登壇し、トークショーを実施した。