2020年12月5日

アシックス
データ統合システム開発

スポーツ、運動習慣を記録・分析

アシックス(廣田康人社長)は、スポーツの競技データや日々の運動習慣を簡易に記録し、その記録を分析することができるスポーツデータ統合システム「TUNEGRID(チューングリッド)」を開発した。

同システムは小型センサを内蔵したシューズ、ビデオカメラ、スマートウォッチなど多様な測定ツールと連携し、それぞれから得られるデータを一元管理・分析するもの。スポーツの競技データや日々の運動習慣を分析することによって、プレーの特徴や個人の運動量の傾向を可視化し、競技力向上や運動不足解消、けがの防止などにつなげることができ、子どもや高齢者の見守りサービスへの応用なども期待できるとしている。

チューングリッドの実用化に向け、コア技術の一つである小型BLEセンサ「チューングリッド・キューブ」を使用した実証実験が11月14日から順次スタートしている。チューングリッド・キューブは重さ約5㌘の小型BLEセンサで、時間に応じた歩数を記録できるほか、検知器と連動することで着用者の位置情報を取得することが可能。

今回の実証実験では、時間に応じた歩数記録の機能を活用。メディア事業などを手掛けているシーチャンネル(本店・東京都港区、森川亮社長)が運営するママ向け動画メディア「mamatas(ママタス)」および全国で100校舎以上展開している総合型キッズスポーツスクールを運営するbiima sports(ビーマスポーツ)と協力し、5~12歳ごろまでの子ども60人にチューングリッド・キューブを片足のベロ部に内蔵したスマートシューズ(写真)を2カ月程度着用してもらい、一日当たりの歩数や時間ごとの運動量など、子どもの運動習慣の可視化を図る。また、得られた結果に応じて、専門家による運動習慣改善のためのアドバイスが行われる。

同社では今回の実証実験を通じて、チューングリッドシステムの実用化およびスマートシューズの販売に向けた検証を進めるほか、子どもの運動習慣に関するデータを蓄積していくことで、子どもの心身の健康の実現に貢献する新たなサービス提案につなげていく。