2022年9月5日

松井製作所
省エネ除湿乾燥機シリーズ発売

乾燥量で自律制御
適切な電力で省エネ運転

松井製作所(松井宏信社長)は、マイナス40度以下の安定した低露点の除湿乾燥エアを供給し、樹脂に含まれる水分を取り除く除湿乾燥機「MJ6―i―G3シリーズ」として「MJ6―i―G3―30」「同50」「同75」「同135」の4機種を、10月3日に発売する。

同機は、吸着剤の交換を必要としないハニカムローターを採用した除湿乾燥機で、粉化の影響がなく、外気の温度や湿度に影響されない安定した乾燥によって銀条や空洞による形状不良の改善、表面品質の向上、可塑の補助に効果が期待される。さらに、環境やエネルギー問題が社会的にクローズアップされる中、自律的に使用状況を判断するセルフコントロール機能を搭載したことで、乾燥量に応じた適切な電力消費での運転が可能となり、省エネルギー化を実現している。

商品の特長としては連続運転方式を採用し、乾燥後の樹脂の温度低下を抑えながら、風量コントロールの進化により、さらなる省エネルギー化を実現。顧客の使用状況を連続的にモニタし、最も適した乾燥状態となる運転モードにコントロールする。また、金型交換などで成形機が停止している時にも最適な風量で保温状態を維持することが可能で、乾燥中の樹脂の再吸湿を防止する。

内部レイアウトの見直しを行ったことにより、本来の基本性能、機能性を犠牲にすることなく、小型化に成功した。現場のスペース効率に大きく貢献する。

視認性に優れ、直感的に操作できるUXデザインを採用した7㌅の大画面タッチパネルに、乾燥状況、同機の稼働履歴などをグラフィカルに表示することができる。併せて、設定温度の変更やスケジュールタイマーの設定など、画面にタッチするだけで簡単に操作することが可能となっている。

【仕様一覧】