豊田合成
セーフティシステム製品販売拡大
ブラジル生産能力
工場拡張、設備導入で強化
豊田合成(小山享社長)は、南米でのエアバッグなどのセーフティシステム製品の販売拡大に対応するため、ブラジルのグループ会社であるGDBRインダストリアコメルシオ(以下、GDBR)において生産能力強化を行うことを発表した。今回、工場の建屋の拡張(現在の約1万8000平方㍍から約2万2800平方㍍に拡張)、エアバッグやハンドル用の設備を導入して生産能力を高めるほか、既存の工場も含めてレイアウトを最適化することで生産性向上を図る。
GDBRは、同社グループにとってブラジル初の拠点として2013年に設立、15年に自動車部品の生産を開始。以来、内外装部品やドア・窓枠のシーリング用ゴム部品(ウェザストリップ製品)を中心に生産・販売を拡大してきた。今後も持続的な成長が見込まれる南米市場において、同社の主力製品であるセーフティシステム製品を主軸にカーメーカーのニーズにこたえ、さらなる事業成長を目指していく。
【GDBRの概要】
▽所在地=ブラジル・サンパウロ州イタペチニンガ市
▽資本金=9000万レアル(増資後1億1800万レアル)
▽面積=土地約22万㎡
▽生産品目=セーフティシステム製品(運転席・助手席用エアバッグ、サイドエアバッグ、ハンドル)、内外装部品(インストルメントパネル構成部品)、ウェザストリップ製品(ガラスラン、ドアウェザストリップ)
▽従業員数=449人(23年1月末)
▽導入設備=エアバッグの組付装置、ハンドルの成形・組付装置
▽投資金額=5600万レアル(約14億円)